
国会の党首討論では、“トランプ関税”がテーマになりました。
【画像】立憲・野田代表「朝貢外交」赤沢氏交渉を批判…党首討論“トランプ関税”で追及
■「朝貢外交」赤沢氏 交渉を批判
立憲民主党の野田代表は、先週、アメリカで行われた赤沢大臣の日米交渉を厳しく追及しました。

立憲民主党 野田佳彦代表 「この訪米をどう見るか。私はやりとりよりも、見た目の視覚的な印象は、非常に日本にとってマイナスだと思う。あの赤い帽子、MAGAの帽子をかぶって、一緒に写真を撮って、喜んでいる様子は、大臣のお人柄だと思うけれども、でも、一線を越えていると思った。総理が『国難』と言っているにもかかわらず、残念ながら、あのキャップを、まんまとかぶらされてしまって、ホワイトハウスで写真で使われてしまっているということ自体は、多くの国が注目しているときに、朝貢外交をやっているように見えてしまったのは、非常にマイナスだと思っている」

石破茂総理 「それは、いろんな見方があるんだろうと思う。いかにして日本の国益を実現するかというときに、まず一緒にやろう。アメリカと一緒に日本は、どのようにして国を発展させていくか。日米が共同でやることによって、いかに世界に利益をもたらすか、話をしていかなければならない。国益全体で考えたときに、赤沢大臣として、可能な限りの対応をした」

立憲民主党 野田佳彦代表 「交渉体制にも非常に疑問がある。ベッセント財務長官、グリアUSTR代表。何で日本は赤沢大臣だけなのか。もうすでに、数からして、劣勢じゃないですか。加えて、実際に訪米してみたら、商務長官は出てくるわ、大統領出てくるわじゃないですか。実際、行ったら1対4でしょ」
加えて野田代表は、関税交渉を担う政府の職員に、当時、専従スタッフがいなかったと指摘しました。
立憲民主党 野田佳彦代表 「『国難』と言っている割には、体制整備が弱すぎるし、遅すぎる」

石破茂総理 「私どもが体制において、劣勢だったとは全く思っていない。これは、トランプ大統領、まだ大統領になる前、トランプ氏が当選したら、どうなるだろうかシミュレーションは、徹底的にやってまいりました。外務省、経産省、国交省、農水省、防衛省、そういう体制で、大統領就任の前から、徹底した準備はしてきた。私は、あの当時として、ベストの体制で臨んだと思っている」