6月8日、俳優の妻夫木聡(44)と広瀬すず(26)が、出演する映画『宝島』の全国キャラバンの中で、沖縄にある那覇中学校をサプライズ訪問した。
映画『宝島』はアメリカ統治下の沖縄で、自由を求め駆け抜けた若者たちの友情と葛藤を描いた物語だ。
交流会では、妻夫木が映画を観た中学生に質問をする場面もあった。
妻夫木:全く知らない時代を描いた作品ですけれども、これからの自分たちの未来はどうあるべきかというのをどう感じたのかを率直に聞かせてもらえればと思います。
中学生:僕たち若い世代は、生まれたときから米軍基地があって、米軍基地がある生活が当たり前です。でも、映画で統治下の沖縄の人々が米軍に対して反発していたということを知って、戦争に対する憎しみとか悲しみが民間の中で風化しつつあると思いました。これからの日本社会をつくっていく若い世代が戦争について知って、自分たちがこれからどうしていくべきかを考えることが大事だと思います。
生徒からの真剣な答えに、妻夫木も大きく頷き拍手を送った。
最後に交流会を終えて、広瀬は次のように語った。
広瀬:皆さんのすごく素敵な言葉と、まっすぐな目で見たこの作品の感想だったり、疑問だったり、どう受け止めてくださったのかを生の声で聞くことができて、すごく報われるような気持ちになりました。
(『ABEMA Morning』より)
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