YouTube登録者数21.8万人、X（旧Twitter）フォロワー10.4万人の人気猫「もんた」の4歳10カ月の生涯を、写真と飼い主の手記で振り返る書籍『もんたのいた日常』が6月23日に発売された。写真は秘蔵の130点以上、手記では出会いから命の危機を乗り越えてきた何度もの闘病生活、日常の遊びやお気に入り、応援してくれたファンのことなど、もんたの生きた記録があますところなくつづられている。
もんたは、その個性的な可愛さで多くの人に愛された猫。ドワーフキャット（小猫症）のため、生まれつき病弱で手術や入退院を繰り返しながら、飼い主の献身的なケアを受けて何度も命の危機を乗り越えてきた。
そのひたむきな姿とともに、庭を散歩したり、草を嚙んだり、飼い主に甘えたりして、ささやかな日常を楽しむ姿がYouTubeやSNSに投稿されてきた。これが人びとの感動を呼び、勇気づけ、他のスター猫と比べても熱心なファンを集めてきたのだ。
2024年6月11日、もんたは亡くなったが、人気は衰えることなく、今なおYouTubeの過去の動画にはファンの新たなコメントが絶えない。
YouTubeチャンネル「もんたの日常」やSNSで書籍の発売が告知されると、ネット書店に予約が殺到。Amazonでは「猫」「ペット」など2部門でベストセラー1位を獲得した。
自身ももんたファンでSNSをフォローする漫画家の類さん（『しまねこ3姉妹と暮らしています』など）は、『もんたのいた日常』の帯に「ちいさな一生に詰まったたくさんの思い出を忘れない」という一文を寄せている。これはもんたファンの気持ちを代弁していて、本の発売が発表されるや、YouTubeにも「タイトルは過去形だけど 私の中ではもんた君は永遠です」などのコメントが多数寄せられている。
【プロフィール】
もんたの飼い主（著者）。福岡県在住。SNSやYouTubeなどで愛猫・もんたの日常を発信。現在ももんたと過ごした日々の記録を公開している。著書にもんたのフォトブック『もんたの日常』（KADOKAWA）。
【書誌情報】
『もんたのいた日常』
著：もんたの飼い主
定価：1650円（税込み）
サイズ：A5変型判
発売日：2025年6月23日
発行：辰巳出版株式会社
