漫画『ベルセルク』の主人公を神再現したコスプレ動画が、SNSで話題となっている。
注目を集めているのは、黒い甲冑に身を包み、威嚇（いかく）するかのように大きな唸り声をあげる騎士。右手に握られているのは身の丈ほどもある大剣だ。これは『ベルセルク』の主人公、剣士・ガッツのコスプレ。この黒い鎧は『狂戦士の甲冑』と呼ばれる呪われた装備で、身に付けた者に超人的な力を与える代わりに、憎悪（ぞうお）の感情を増幅させるため、苦しそうにうめく剣士・ガッツの姿が再現されている。
作品の中から飛び出してきたかのような映像はCGではなく投稿者「イバのサカキ」さんの、自作衣装を映した実写である。およそ3カ月かけて制作し、基本素材にはジョイントマットという床材を使用。巨大な剣は、発泡スチロールに近い建築資材を用いた。
『ベルセルク』のダークでおどろおどろしい雰囲気の世界からそのまま飛び出してきたかのような再現度である。撮影が行われた幕張メッセのイベント会場では、海外の方から多くのリアクションがあったという。
投稿者である「イバのサカキ」さんは、ネットショップマーケット「BOOTH」にて自作のコスプレグッズを販売。機械的な被り物を専門に、依頼を受けてのオーダーメードも手掛けている。
この動画は90万件以上表示され、「クオリティ高すぎます！」「ガッツ以外であの大剣を扱える人間がいたなんて…！」「衣装や動き、カメラワークまでもエグすぎる」といった反響が寄せられた。（ABEMA『週刊BUZZ動画』より）
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