JR東日本の東京総合車両センターは京浜東北線の大井町駅に隣接しており、広さは約22万平方メートル(東京ドーム約5個分)。車両の検査や部品交換、清掃やメンテナンスを日々行っている。
山手線の編成総数は50本、1編成は11車両ある。ここでは山手線の「車輪」のメンテナンスを見せてもらった。
山手線は1両あたり8個の車輪があり、直径は86センチ。
当然、車輪は日々転がることにより削れてしまう。その結果、“左右差”が生まれれば電車がガタついてしまうので確認し、「削正作業」を行う。
削正作業は車輪をゆっくりと回しながら行うのだが、火花が散るようなこともなく静かに淡々と進む。そして、作業後、車輪は新品のようにピカピカに光る。
このミリ単位の精密さが求められる工程は2年に1回のペースで行うが、一定の摩耗量を超えると車輪ごと交換となる。
このようにJR東日本東京総合車両センターではおよそ1000人の方が日夜働いている。
(ニュース企画/ABEMA)

