JR東日本の東京総合車両センターは京浜東北線の大井町駅に隣接しており、広さは約22万平方メートル(東京ドーム約5個分)。車両の検査や部品交換、清掃やメンテナンスを日々行っている。
山手線の編成総数は50本、1編成は11車両ある。ここでは山手線の「清掃」を見せてもらった。
まずは「外観」の清掃だ。ゆっくりと線路を進む山手線の車両の先にはガソリンスタンドにある自動洗車機のような機械。回転ブラシは8本あり、高速に回転し、汚れを落としていく。
台風シーズンや黄砂の影響で汚れた際には、臨時で洗車を行うこともあるという。
続いて、車庫に入った後は運転席窓の部分、ドアの境目などを人の手で掃除していく。
そして「車内」清掃。
つり革は1車両で約150本、1編成で1689本もあるが、手袋のような雑巾や先端がフックのように曲がったモップを使って人の手で清掃していく。
簡易清掃は毎日実施されていて、計画清掃(大掃除)は3〜4カ月に1回行われる。
このようにJR東日本東京総合車両センターではおよそ1000人の方が日夜働いている。
(ニュース企画/ABEMA)

