ABEMAが配信するオリジナルドラマ『透明なわたしたち』と『警視庁麻薬取締課 MOGURA』の2作品が、アジア圏で最も権威のあるテレビ賞「30th Asian TELEVISION AWARDS(アジア・テレビジョン・アワード)」の「ベストオリジナルドラマシリーズ(OTT)」部門にそれぞれノミネートされた。
今年で30回目の開催を迎える「Asian Television Awards(アジア・テレビジョン・アワード)」は、1996年に創設されたアジア最大級のテレビ賞である。アジア各国の放送局が制作した良質な番組や優れた業績など52部門を対象に表彰が行われ、審査は世界各国の審査員が務めている。
『透明なわたしたち』は、福原遥が演じる週刊誌ゴシップライターの主人公・碧(あおい)が、2024年渋谷で起こった凶悪事件の犯人が高校の同級生ではないかと気付き、高校時代を回想しながら真相を追う社会派群像サスペンスだ。監督・脚本を務めた松本優作は、映画『Winny』『ぜんぶ、ボクのせい』などで知られる。
本作は「他者への想像力の欠如」をテーマにオリジナル脚本で制作され、松本優作監督は「素晴らしいキャストとスタッフが力を結集し、世界に届けたいという想いを込めてつくり上げた」とコメントを寄せている。小野花梨、伊藤健太郎、倉悠貴、武田玲奈、林裕太ら若手俳優陣が脇を固めた本作は「今の時代を写す鏡のような内容」「今を生きるどこにも居場所のない若者達の現実を丁寧に描いていた」など視聴者から多くの共感の声が寄せられた。
もう一方のノミネート作品『警視庁麻薬取締課 MOGURA』は、放送作家・脚本家の鈴木おさむが企画・プロデュースを担当した作品。ラッパーの漢 a.k.a. GAMIから3年前に聞いた衝撃的な実話を基に企画された。日本を代表するラッパーの般若が本作でドラマ初主演を務め、ラップスキルのある警察官が違法薬物を摘発するためラッパー集団に潜入捜査を行うという実話が描かれる、ABEMAオリジナルのHIPHOPエンタメドラマとなっている。成海璃子、吹越満、吉村界人、眞木蔵人、風間俊介ら実力派の豪華俳優らが集結したほか、本作でしか見られないラッパーたちの超豪華マイクリレーが大きな話題を呼んだ。
企画・プロデュースを務めた鈴木おさむは、衝撃の実話をドラマ化したいという思いをABEMAが正面からキャッチしてくれたこと、そして格好良く面白いドラマを作れたこと、このような評価を受けたことを「本当に嬉しく思っています」と語り、「どうせなら、賞を取りたいな!!」と期待感をにじませた。また、監督を務めた志真健太郎は「『今までにないHIPHOPのドラマを作る』という一心でした」と制作への想いを明かし、「アワードにいくなんて、夢にも思っていませんでしたが、作品の旅を祝福する」と感謝の言葉を寄せている。
「30th Asian TELEVISION AWARDS」の最優秀賞は、25年11月29日にジャカルタで開催される授賞式で発表される予定。なお、国を越えて高い評価を受けたABEMAオリジナルドラマ『透明なわたしたち』と『警視庁麻薬取締課 MOGURA』は、それぞれ現在もABEMAにて見逃し配信中である。
■『透明なわたしたち』監督・脚本 松本優作コメント全文
本作は「他者への想像力の欠如」をテーマに、オリジナル脚本で制作した作品です。
素晴らしいキャストとスタッフが力を結集し、世界に届けたいという想いを込めてつくり上げました。
このたび、そんな本作が栄えある国際的なアワードにノミネートされたことを、心から嬉しく思っております。
この機会を通じて、一人でも多くの方に作品が届けば幸いです。
そして何より、制作に携わってくださったすべてのキャスト・スタッフ・関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
■『警視庁麻薬取締課 MOGURA』企画・プロデュース 鈴木おさむコメント全文
ラッパーの漢さんから飲み会で聞いた衝撃の実話をドラマ化したいという思いをABEMAがド正面からキャッチしてくれて、こんなにも格好良く面白く他では中々見たことのないドラマを作れたこと。そしてこのような評価を受けたこと。本当に嬉しく思っています。
どうせなら、賞を取りたいな!!
■『警視庁麻薬取締課 MOGURA』監督 志真健太郎コメント全文
素晴らしい賞にノミネートしていただき、心から光栄に思います。
「今までにないHIPHOPのドラマを作る」という一心でした。
そして、それを面白がってくれるキャスト・スタッフに恵まれて、
本当に今までに観たことない、とんでもないモノを作ることができました。
アワードにいくなんて、夢にも思っていませんでしたが、作品の旅を祝福すると共に、
関わってくれた、そして観てくださった皆様に心から感謝しております。



