11月6日の日経平均株価は、11月5日のアメリカで主要な株価3指数が上昇したことを受け、上げ幅が一時1000円を超えるなど反発した。乱高下する株価と深刻化する物価高問題について、ニュース番組『わたしとニュース』のハレバレンサーを務めるイラストエッセイストの犬山紙子氏が言及した。
犬山氏は「正直、景気がいいなと感じている人は少ないと思う。投資家や資本家は『よっしゃ』という状況が続いていると思うが、格差は広がっている印象。5万円と言われても全然実感がない。スーパーで買うものは高いし、給料が上がっているわけでもない。こういうニュースを見るたびに、むしろ分断が煽られていくのではないかという印象を受ける」と、格差が可視化されたことで二極化が一層進む可能性を指摘。
また、犬山氏は、今は「子どもの命に関わるレベルの物価高」と懸念を示した。
「児童虐待防止の活動をしている中で、シングルの方が自分のご飯を食べないで子どもにあげていると、それぐらいしんどいという声も聞く。冬休みや夏休み、給食がないタイミングで子どもたちはご飯をお腹いっぱい食べられているのかなという、生活保護とその合間の人たちがすごく心配。子どもの命に関わるレベルの物価高なのかなという印象がある」
(『わたしとニュース』より)
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