オークション会社・サザビーズが、11月18日にニューヨークで競売にかける18金製の便器『アメリカ』を公開した。
映像には、光り輝く黄金のトイレが映っている。
作者は彫刻家マウリツィオ・カテラン。2024年、日本円で約9億6000万円で落札された『壁にテープで貼り付けられた1本のバナナ』と同じアーティストである。この便器『アメリカ』は芸術作品でありながら、トイレとしても完全に機能する。オークションの開始価格は、金の変動価格に連動するということである。
サザビーズ副会長は、「これは型破りな手法です。作品の原材料価値に直接結びついており、商品価値と芸術的価値の差異に対する作者のカテラン自身の狙いを物語っています」と話している。
オークションに先立ち、このトイレはサザビーズ新本社ビルで一般公開され、見学は可能だが使用は禁止。水を流すことも禁止ということである。(『ABEMA NEWS』より)
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