
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまがラオスを訪問されています。
外国への公式訪問は今回が初めてで、21日まで滞在されます。
【写真】言葉を交わしながら笑顔で機織り体験 初日から最終日まで訪問のご様子をたっぷりと
羽田空港を出発

17日午前11時ごろ、羽田空港で、宮内庁の職員らの見送りに「精一杯がんばってきます」とこたえ飛行機に乗り込まれました。
ラオスに到着

日本時間の17日午後10時ごろ、ラオスに到着。
100人近い出迎えを前に笑顔で花束を受け取りました。

凱旋門を視察
午前10時半すぎ、首都ビエンチャンの中心部にある凱旋門を視察されました。


ラオスの文化や歴史を伝えるパネル展示や上に登って市内の景色をご覧になりました。


タートルアン大塔を視察
現地の民族衣装に着替えて、タートルアン大塔を視察されました。



政府要人らと面会

トンルン国家主席を表敬訪問された際には、和やかに会談されました。
晩さん会に出席
日本時間午後9時ごろ、晩餐会に先立って行われたイベントで、黄色い着物にラオスの民族衣装である肩掛けをまとった愛子さま。
人生の節目に行われる伝統儀式「バーシーセレモニー」で中央から出る白い糸を手に結び付け、健康と繁栄を願います。



パー二―国家副主席主催の晩餐会に出席した愛子さまは、初めてとなる海外でのスピーチに臨みました。
「パーニー国家副主席閣下、御列席の皆様、サバイディー(こんばんは)。この度は温かいおもてなしをいただき、そのうえこのように盛大な晩餐会を催していただいたことを心より御礼申し上げます」
ラオス語のあいさつではじまったスピーチでは、日本とラオスの関係を両国を代表する花に例えて話す場面もありました。
日本語授業を視察
現地の学校を訪問し、日本語や日本文化の授業を視察されました。

「福笑い」を使って、日本語の指導を受ける子どもたち。
愛子さまは、時折うなずきながら授業の様子をご覧になっていました。

COPEビジターセンター訪問
ラオスの不発弾の問題を啓発する「COPEビジターセンター」を訪問されました。

クラスター弾のオブジェなどを見ながら、現地の被害の実態について説明を受けられました。
ラオス日本武道センター
日本時間の午後5時半すぎ、日本の支援で建設され天皇陛下も過去に訪問された「ラオス日本武道センター」を訪れました。


20日は世界遺産の町、ルアンパバーンに入られます。
ビエンチャン駅を出発 古都ルアンパバーンへ
午前7時ごろに「中国ラオス鉄道」に乗り込み、ラオス北部の古都で世界遺産の町・ルアンパバーンに入りました。

国立博物館を訪問
到着すると愛子さまは濃青の服からピンクと紫色の民族衣装に着替えられました。

歴史的な美術品をご覧になり、ラオスの文化や歴史について説明を受けました。

「シェントーン寺院」で本堂などをご覧に

ルアンパバーンを代表する建築物である「シェントーン寺院」で本堂などをご覧になりました。

県党書記主催の午餐会に出席

ラオ・フレンズ小児病院を訪問
病院内の様子をご覧になり、入院している子どもらに声を掛けられました。
この病院は24時間体制の救急病院として年間3万人ほどの子どもたちの治療に当たっています。


クワンシーの滝
ラオス北部の古都で世界遺産の街ルアンパバーンにある「クワンシーの滝」をご覧になりました。


落差約60メートルの断崖を水が勢いよく流れる様子を見た愛子さまは「想像の何倍も素晴らしく、美しく、迫力ある滝で感動しました」と感想を述べられました。
21日がラオス訪問の最終日で、伝統的な機織りを体験されるほか、海外協力隊員としてラオスで活躍する日本人や日本とゆかりのある現地の人らと話される予定です。
「ラオスの織物の至宝展」を鑑賞

ラオス伝統のシルクの織物などを展示する「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問されました。色とりどりのラオスの民族衣装の他、蚕から糸を取り出す様子などをご覧になりました。

伝統的な機織りを体験
実際に機織りを体験された際には、「楽しくなってきました」などと感想を述べられました。

海外協力隊員としてラオスで活躍する日本人や日本とゆかりのある現地の人らと面会
「日本とラオスの関係増進に貢献されること心強くありがたく思っております」などと声を掛けられました。
イッサラポン・バイオリン演奏団の演奏を鑑賞


ラオスを出発 帰国の途へ


ラオスから帰国

ラオスから帰国した愛子さまは「初めての外国公式訪問でしたが、ラオスの国民の皆様の温かい人柄やお心遣いにより、充実した心に残る訪問となりました」と感想を寄せられました。
「皇室の方々の歩みを受け継いでいく思いを新たにするとともに、この度の訪問により、日本とラオスの友好親善と協力の関係がより一層進展することを心から願っています」
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