LE SSERAFIMが初の東京ドーム単独公演『2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME』を、11月18、19日に開催。メンバーの涙ながらのスピーチが感動を誘った。
「一筋の光のような希望でした」
2022年5月のデビューから3年半、苦難を乗り越えながら着実に歩み続け、夢の舞台に辿り着いたLE SSERAFIM。ライブの最後のMCでは、メンバーそれぞれがあふれ出る思いを語った。
KAZUHAは先日、サイン会で印象的だったファンのエピソードを紹介。「ある方が『今バレエを頑張っている娘とライブを見に行きます』と話してくださって。私自身も昔、バレエを頑張っている時期にお父さんと一緒に初めてライブを観に行ったんです。自分が夢を見るきっかけになったときと同じ状況の誰かが、この東京ドームというすごく大きな場所に公演を見に来てくださっていることが、すごく不思議ながらも感慨深いです」としみじみ語った。
HONG EUNCHAEは「こんなに幸せでいいんだろうかと思うくらい、幸せな時間でした」と噛み締めるようにスピーチ。「私たちとファンの皆さんが今のように一緒にいれば、もしかしたらもっと素敵な夢も叶うかもしれない」など韓国語でじっくりと挨拶したあと、日本語で「今回初めて、家族が海外まで公演を見にきてくれました。遠く離れている場所でもこれほど多くのFEARNOT(ファンネーム)に愛されている姿を、家族に見せることができたのはFEARNOTのおかげです」と、込み上げる涙を堪えながら思いを伝えた。
SAKURAは「アイドルとしてもう14年間生きてきたんですが、正直すごくたくさん大変な思いもしてきたし、『もし自分がアイドルの道を選んでなかったら、どうなっていたかな?』と考えたこともあります。14年間アイドルをしてきて、たくさんの夢を叶えられて。ただ代わりに、たくさんのことをあきらめてきたし……」と涙。「たくさんの人に出会えたけれど、たくさんの人との別れも経験しました。それでもあの日々を乗り越えた先にこの景色が待っているなら、私は生まれ変わってもきっと、またアイドルの道を選ぶだろうなと思います」と続け、「13歳のときに鹿児島から出てきて、何者でもなかった私をこんなに素敵なアイドルにしてくれたファンの皆さん、本当にありがとうございます」「泣いちゃったけど、嬉し涙です。本当に幸せでした」とファンの胸を震わせた。
リーダーのKIM CHAEWONは「私にとっての夢の舞台を終える今、とても幼い頃から隠れて歌を歌い、踊っていた子供の頃のことが頭に浮かんできます。あの頃から少しずつ夢を育み、諦めなかった過去の私に本当にありがとうと言いたいし、祝ってあげたいです」と過去の自分に愛を送る。そして「皆さんもそれぞれに夢があると思います。自分でとんでもない夢だと感じても、人目を気にすることなく、一歩ずつ夢に向かって進んでほしいと思います。いつも私たちが一緒にいます」とエールを贈った。
HUH YUNJINは、東京ドーム公演の開催を知らされた際の思いを述懐。「正直その時は全然実感が湧きませんでしたが、涙が流れました。その涙にはいろんな理由があったと思いますが…忘れていたものの価値を誰かが再発見してくれた時の気持ちってわかりますか?大変な時間を過ごしていた私にとっては、一筋の光のような希望でした。恥ずかしがらなくて大丈夫、あなたの情熱はまだ有効だ、夢を見てもいいんだよ…という慰めのように聞こえました」と、彼女らしい感性に満ちた言葉で思いを伝える。そして涙ながらに「スピードが違ってもお互い導き合っているメンバーに、本当にお疲れ様でしたと言いたい。同じ夢を見てくれてありがとう。これからもっと大きな夢を見ようね」と感謝を伝え、メンバー全員で温かいハグをした。
(『2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME』/ABEMA K WORLDチャンネル)
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