26日に行われた高市早苗総理と立憲民主党・野田佳彦代表との党首討論では政治とカネをめぐる問題についても議論が行われ、高市総理の答弁に激しくヤジが飛ぶ場面があった。
【映像】「えー」「ひどい答弁だ」激しいヤジ飛ぶ瞬間(実際の様子)
野田代表は「石破前総理の時、政治とカネの協議体を作りましょうと。公明党と国民民主党が提案していた、企業団体献金の受け取り先を絞っていく、政党支部はやめていくというこれがひとつの落としどころではないか、と提案をしたところ、石破総理(当時)も『その通りでございます』と受けていただきました。その晩に(石破総理が)幹事長と政調会長に指示をして、自民党の政党支部の企業団体献金の実態を解明するよう指示をされたそうだが、それ今どうなっていますか? あれから4カ月くらいたつがまだ調べているのか、いつまでに回答していただけるのか?」と質問。
高市総理は「支部の調査、7757、とても多い支部です。自民党の事務局でしっかりと慎重に調査しているが、本日党として決定したのは、収支報告書のオンライン提出をしない政党支部は企業団体献金を受け取れないという案です」としたうえで、「企業団体献金のあり方については自民党は草の根活動を支える事業者に支えられていることが多い、労働組合に支えられている政党もある、そして機関紙の発行収入などに支えられている政党もある、それぞれに政党のありよう、成り立ちが違う」と述べ、いつまでに回答するかは触れなかった。
野田代表はすかさず「実態把握どうなっていますか、それを石破前総理は約束をされて、公党でありますので引き継ぎされていると思うが、いつまでに結果出すかと聞いたが、その答えが無かった。実態も把握できないような政党支部が、企業団体献金など受け取るべきではない」と話すと、議場からは「そうだ!」という声がかかり、拍手がわいた。野田代表は「その意味からも、公明党案・国民民主党案、まもなく法案出てくるが、政党支部が受け取れなくするということは前進だと思う。基本的には賛成してこの国会で通したいと思う。総理の見解を伺いたい」と質問。
これに対し高市総理が「支部の数そして実情の調査を行っていますが、それを御党にお示しするという約束であるとは思っていません。これは党内の議論でしっかりと役に立てるということで、本日新たな決定をした」と答弁すると、議場は「えー」「ひどい答弁だ」「石破さんが嘘つきになっちゃうよ」などヤジがおさまらなかった。
議場がざわつく中、高市総理は「そんなことよりもぜひ、野田総理、定数の削減やりましょう」と定数削減を呼び掛け、ここで2人の討論は時間切れに。議場は「すり替えもいいところだ」などヤジが収まらなかった。(『ABEMA NEWS』より)
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