フランス・パリのルーブル美術館は、ヨーロッパ以外からの訪問客の入館料を来年1月から45%値上げすると決めました。日本円で約5800円となります。
パリのルーブル美術館は、EU(=ヨーロッパ連合)の加盟国にノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを加えた欧州経済地域以外からの訪問客の入館料を、来年1月14日から45%引き上げます。現在より10ユーロ高い32ユーロ、日本円で約5800円となります。
この値上げによって、年間1500万~2000万ユーロ=約27億~36億円の増収が見込まれ、来年1月から始まる老朽化に伴う「大規模改修」の資金にあてられます。
ルーブル美術館の入館料は去年1月に、すべての訪問者を対象に5ユーロ値上げされたばかりでした。
去年ルーブル美術館には約870万人が訪れ、うち69%が外国人でした。
フランスではベルサイユ宮殿やオペラ座、オルセー美術館などすべての国立の文化施設で、ルーブル美術館と同じように域外からの訪問客の入館料値上げが検討されています。(ANNニュース)
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