LINEヤフー株式会社が、夫婦間でのLINEについて20代~50代の既婚の男女を対象に調査を行ったところ「友人とのLINEより『親しみやすい口調になる』」「必要なことのみを簡潔にやり取りする」「2人ならではの“お決まりのやり取り”がある」などの特徴がわかったという。
【映像】「び」「ぽて」なぜ伝わる?夫婦のやり取り(LINE画面)
さらに同社社員の夫婦のLINEの一例が取り上げられており「コンビニ行くけど、なんかいる?」という質問に対して、「び」「ぽて」と“短すぎるフレーズ”で返答している。聞き返すことなく進むやりとりは「さすが」と褒める言葉で締めくくられていた。
この例について、話し方のプロ・kaeka代表の千葉佳織氏は「ビジネスシーンでも、組織の中でよく使う言葉があると、チームワークが高まると言われるが、プライベートもそうだ。2人にしかわからない言葉があると、それで早く意思疎通ができるような感じがして楽しい」と見解を述べた。
さらに、「テキストで送る時は、(文章の)長さに気をつけることもすごく重要。今回の例の場合は、共通の言葉があるので逆にいいと思うが、あまり短すぎると素っ気ない感じもする。とはいえ、長い文章を送ると、重たい印象を与えることになると思う。お互い心地いいテキストコミュニケーションの割合を整理しておくのもいい。自分はこういうコミュニケーションがあった方が嬉しいなという前提を共有しておくことも、実は夫婦間ではあってもいいのではと思う」と語った。
「もしテキストのやりとりでモヤモヤを抱えることがあったら、できれば、『それをやめてほしい。』と言うのではなくて、『私はこう思っています』という気持ちを伝えるのと併せて『ちなみにそう思った時にどう感じる?』や『どうしてそうしている?』など背景を聞いてあげると、決して悪いことを思っていたわけではないのだとわかる。その前提がすり合わせられたら、もっともっと円満な夫婦が増えるのではないか」(千葉氏)
(『わたしとニュース』より)
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