11月26日、ロシア・シベリア南西部の凍り付いた湖で、滑って身動きが取れなくなったシカが必死にもがいていた。
「いい子だ。噛むなよ…噛むなよ…絶対に、噛むなよ…」と優しく声をかけながら男性が近づく。
そんなシカを見るに見かねて、地元の漁師が手分けして救出にかかった。ソリに乗せ、安全な場所まで運んで逃がす。
「もう立てるだろ?さあ行くんだ。無駄じゃなかった。この子は生きられる」(救出した男性)
普段は氷に積もった雪が天然のクッションになっていて、動物たちの足元を支えてくれるのだが、気温が上がり雪が溶けた影響でツルツルになっていたそうだ。
地元メディアによると、その後は気温も落ち着き、シカたちはいつものように湖を渡れるようになったということだ。(『ABEMA NEWS』より)
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