民間の新型航空機に特殊な装置を搭載し、上空で温室効果ガスの濃度を観測する世界で唯一のプロジェクトが4日から始まりました。
国立環境研究所などは、大気中の二酸化炭素などの濃度を継続的に観測する「CONTRAILプロジェクト」に、日本航空の新型機「ボーイング787」を新たに導入しました。
民間機の貨物室に特殊な装置を取り付けることで、世界各地の上空で温室効果ガスのデータを集めることが可能となり、地球温暖化や気候変動のメカニズムを解明する上で重要な役割を果たすと期待されています。
「世界の人が期待しているデータだと思うので期待に応えなければいけない、どんどんデータを提供していかなければいけないという責任感を感じています」(国立環境研究所町田敏暢・特命研究員)
日本航空は今年度中に新たに4機の機体を改修し、活用する予定です。(ANNニュース)
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