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【映像】「安いクマスプレーのリスク」を語るハンター資格持つ議員(実際の様子)

 狩猟免許を保持している立憲民主党の川原田英世議員が、5日の衆院環境委員会にて、一部のクマスプレーの効力に懸念を示した。

【映像】「安いクマスプレーのリスク」を語るハンター資格持つ議員(実際の様子)

 川原田議員は「クマスプレーはだいぶ前から『問題あり』ということで、猟友会や知床財団の皆さんから指摘をいただき、環境省の皆さんも『ちょっと問題ある』と言っていた。クマが不安だということで飛ぶように売れているようで、ネットを見るといろいろな商品がある。今まで私たちがクマスプレーだと思っていたものは値段がグーンと上がって、1万8000円くらいだったものが3万円超えとか売り切れ続出状態。下を見ると2000円台からある。『ヒグマ対応』『ツキノワグマ対応』とか書いてあるが、これ本当かいなという感じですごく不安だ」と憂慮した。

 続けて「情報が明確にならない中で、スプレーがあるとあたかも安心と思っている方がいる。全然そんなことない。一定のルールをしっかり決めて規制しなくてはいけない」として現状の対策を聞いた。

 これに堀上勝自然環境局長は「環境省においても、クマと遭遇した時にどのようにクマスプレーを使っていたかと、あるいは、使用した結果どうだったかも含めて、利用等の状況について情報収集をしている。ただ、消費者向けにどのように情報発信していくかについては、消費者庁の方での対応になる。連携しながら進めていきたい」と回答。

 消費者庁 田中久美子審議官は「景品表示法では、事業者が自己の供給する商品や役務の内容について、実際のものよりも著しく優良であると示す表示を禁止している。消費者庁としては、引き続き景品表示法に違反する恐れのある具体的な事実に接した場合には、法と証拠に基づき適切に対応する」と答えた。

 さらに川原田議員は「クマスプレーを使用しているものを見たことがあるか?」と尋ね、石原宏高環境大臣は「YouTubeで見たことがある」と回答。

 川原田議員は「よかったです」と笑顔を見せ「目の前まで来て使うという状況で、ブシャーと出す感じだ。ところが、今売られている安いものは本当シューって消臭剤みたいな感じ。YouTubeを見たら、全然効き目がないということが分かると思う。『クマスプレーを持っていれば大丈夫』ではなく、目の前まで来ないと意味がないものであるにもかかわらず、全く効果がないだろうというものがたくさん売っている。それで安心だとなってしまう感覚が非常に危険だ。早急に対策を取っていただきたい」と訴えた。

ABEMA NEWS)