富山市で4日、70代の新聞配達員の夫婦がクマに襲われたことを受けて、富山県は緊急対策会議を開き、改めて注意を呼びかけました。
4日午前2時半ごろ、富山市婦中町河原町の住宅近くで新聞配達中の夫婦が配達先の住宅でクマに襲われ、75歳の夫が顔や両手に、70歳の妻は顔をけがして病院に搬送されました。
これを受け、富山県は5日午前、自治体や警察などを集めた緊急対策会議を開きました。県によりますと、クマによる人身被害は5件目で、今年のクマの目撃数はここ10年で最も多い1030件と、去年の約3倍になっています。
そのうち8割が9月以降に集中していて、県は、冬眠前のクマの活動が活発になっているとして、朝・夕の時間帯に限らず外出する際は注意するよう呼びかけています。(ANNニュース)
この記事の画像一覧
