消費者をだまして商品を購入させる「ダークパターン」の被害を防ごうと、埼玉県の高校で対策を学ぶ授業が行われました。
ダークパターンとは、「初回お試し価格、通常価格から67%オフ!」「半額セール終了まで残り2時間10分」のように、アプリやサイトの巧妙なデザインで消費者をだまし、個人情報の入力や商品の購入に誘導する手口です。民間の試算では、被害額が年間1兆円を超えるとみられています。
埼玉県の高校で高校1年生を対象に、ダークパターンの脅威を学ぶ授業が行われました。生徒は、格安に値引きされた商品を購入すると、知らないうちに定期購入の契約も結ばされたという被害などを共有しました。
「動画の内容がすごいリアルと近かったから、自分のことのように捉えられて、それがすごいためになりました」「その場だったら絶対ひっかかっちゃうし、引っかかる前にこういうことを知れてよかった」「値段が安くなっちゃうとなんか買っちゃいます」(生徒ら)
「まずは、こういうものが問題なんだとか、トラブルって、こういうことがトラブルなんだなということを、今回のようなケースを見ながら知る機会を得ることは大事かなと思っています」(埼玉県立三郷北高校 石田実里教諭)
(ANNニュース)
この記事の画像一覧
