
ある調査によりますと、年末の大掃除で捨てられる物を売りに出すと、1人あたり8万9000円分にもなるそうです。意外な物が高値で取引される背景には、時代の変化も追い風になっていました。
【画像】平成レトロブーム追い風 懐かしのブラウン管テレビはいくらに?
「かくれ資産」家庭に71万円分
今ではほとんど使われなくなったFAXやブラウン管のテレビ。スクールバッグにアパレルメーカーのショッピングバッグ。昔使っていた、いわゆる「ガラケー」など今では使わないけど、実家にありそうなモノがズラリと並んでいます。
ついつい捨ててしまいそうですが、実は意外な高値で取引される「かくれ資産」かもしれません。
7日、東京・原宿の一角で人が集まっていたのは、家にある「捨てられそうな物」の相場を体験できるイベントです。
フリマアプリ・メルカリの調べによると、家庭に眠る「かくれ資産」の額は、およそ71万5000円。このうち年末の大掃除で捨てられる物が1人あたり8万9000円分もあるといいます。
会場では実家の居間を思い起こさせる部屋や、20年ほど前に大学生だった男性の部屋、小学生だった女の子の部屋などが再現されました。
30代の女性が気になったのは…。
「まさにこれ(マンガ雑誌「りぼん」)読んだ記憶があります。この種村有菜さんが大好きで、持ってました。感慨深い」
およそ20年前に販売された月刊の少女マンガ雑誌。こうした古い物でも取引が成立しているといいます。
メルカリ マーケティングマネージャー
池田早紀さん
「昔のスキーウエアも値段がついています。派手派手な平成のデザインが好きという方のニーズがある。希少性が高い、人気がある物は1万円以上で取引されている」
追い風になっているのが、平成レトロブームです。
懐かしのブラウン管テレビは1万3600円(実績取引価格)。レトロゲームを当時のようにブラウン管で遊びたいという人が購入しているといいます。
何がいくらぐらいで売れるのか?メルカリのアプリで気になる商品の写真を撮ると、似ている品物が今いくらで取引されているか、簡単に相場を知ることができます。
「古い物だから誰も使わないだろうと思う物も、今平成レトロブームで『こんなもの欲しい人がいるの?』」という物にも高い価値がつくことがある。ぜひ一度メルカリで相場を調べていただきたい」
みなさんも捨てる前に一度、調べてみてはいかがでしょうか?
(「グッド!モーニング」2025年12月8日放送分より)
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