【写真・画像】小泉大臣「丁寧に説明させていただくと…」に「ちょっとよく分からない」とツッコミ→国会爆笑 防衛費について議論 1枚目
【映像】小泉大臣に「ちょっとよく分からない」→国会爆笑(実際の様子)
この記事の写真をみる(2枚)

 12日の参議院予算委員会において、防衛費について議論がなされ、小泉進次郎防衛大臣がツッコミを受ける場面も見られた。

【映像】小泉大臣に「ちょっとよく分からない」→国会爆笑(実際の様子)

 立憲民主党の柴慎一議員は「防衛費の枠組み全体について伺います。本補正予算により、当初は2027年度でGDP比2%とした計画を前倒しして達成できるということですが、5年間で43兆円とした防衛費の全体の枠組みに影響があるのか、43兆円が膨らむことになるのかお聞かせください」と質問。

 これに小泉大臣は「今回の補正予算で防衛力の整備計画対象経費としては5021億円を計上しておりますが、これは計画に定める43兆円程度の『枠内』でありまして、対GDP比2%水準を前倒しで措置したことをもって43兆円程度を超過することはありません。なお、今回の補正予算につきましては、先ほど高市早苗総理から災害の話もありましたが、今全国で、例えば今年は大船渡の山火事、そして大分、群馬、そして今は神奈川、こういったところでの山火事の消火のためのヘリから放水をするための機材、こういったことについてなども計上させていただいております。この参議院での審議でも、ご理解を得られるように丁寧に説明を尽くさせていただきたいと思います」と回答。

 柴議員は「『枠内』という言い方ですね、レクをした時でも『前倒しをしても43兆円規模は変わらない』という説明がいまいちよくわからないんですが。5年間で43兆円の枠組みが変わらないとすれば、今後進めようとしている安保3文書の改定による防衛計画の見直しは、今の計画は27年度までの5年間ということですから、防衛計画の見直しは28年度以降ということでよろしいでしょうか?」と確認。

 小泉大臣は「令和8年度の予算編成というのはまさに今作業中ですので、予断をもってお答えすることは差し控えますが、いずれにしても、防衛力の抜本的な強化にかかる事業につきましては、今の防衛力整備計画などに基づいて編成をしていきます。加えまして、高市内閣になりまして来年中にこの3文書の改定という作業も進めてまいりますので、今の安全保障環境は極めて急速に動いておりますので、日本の防衛上必要なものについてはもちろん計上したいという思いを持ちながら作業は進めていきたいと思います」と答えた。

 柴議員は「『加えまして』というところが、何を加えるのかと。今取り組んでいる5年間の43兆円の全体の枠組みは、防衛財源確保法で相当な議論をして決めたんですよ。私たちが反対したタバコ増税や復興特別所得税の流用を含めて、それを強行したんです。その財源確保している最中に『それに加えて』とか、その内容を上回る防衛費の増額をはかるということは問題があると思うんですが、大臣の認識をお聞かせください」と再度尋ねた。

 小泉大臣は「もう少し正確にご理解をいただけるように丁寧に説明させていただくと、先ほど申し上げたように、令和8年度予算は今編成中であります。『それに加えまして』って『加えまして』っていうのが良くないんですね。わかりました」と話しながら笑顔に。続けて「私の言葉選びの問題かもしれませんが、この防衛力の整備計画、現行のものに基づいて令和8年度の予算編成作業も進めております。そして、この補正の2年前倒しによって43兆円の枠を超えているかっていうことについては、超えていません。これでよろしいでしょうか?」と説明。

 だが、柴議員に「ちょっとよく分からない」と返されてしまい、議場内に笑いが広がった。

 柴議員は「しっかりこれからチェックしていきたい」として次の質問に移った。

ABEMA NEWS)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)