物価高対策として政府が推奨するおこめ券について、鈴木農林水産大臣は、全米販が通常より23円安い1枚477円で販売すると明らかにしました。
「JA全農、全米販ともにできる限り経費を抑制し、国民の皆様に活用いただきやすいように工夫いただいていると受け止めています」(鈴木農水大臣)
おこめ券は通常1枚500円で販売されていますが、利用できるのは440円分にとどまり、経費率の高さを指摘する声が上がっています。
鈴木大臣は「様々な批判があるのは承知している」と述べたうえで、発行元の全米販(=全国米穀販売事業共済協同組合)が経費などを抑えて477円で販売すると明らかにしました。全米販は削減の内訳は「答えられない」としたうえで、「今回は特別に調整した」としています。
おこめ券をめぐっては、もう1つの発行元であるJA全農(=全国農業協同組合連合会)が11日、「全国共通おこめギフト券」の販売価格について、利用できる額面440円分に必要経費のみを加えると発表しています。JA全農によりますと、1月中旬をめどに発行を始める予定で、480円程度を想定しているということです。(ANNニュース)
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