高市総理
【映像】高市総理の“その場の指示”に驚きの声(実際の様子)
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 12日の参議院予算委員会は、途中で地震が発生し、北海道から東北にかけて津波注意報が出る中で行われた。午後に質問に立った自民党の船橋利実議員(参議院北海道選挙区)は、この津波注意報に触れた。

【映像】高市総理の“その場の指示”に驚きの声(実際の様子)

 船橋議員は「NHKの(津波)注意報を見ておりまして、地元の方からお問い合わせがあった。それは気象庁が津波の注意報を出しているが、その地区名の表示が、北海道の場合には、『北海道太平洋沿岸中部』という表示がきょう出ていた。8日の日には『北海道太平洋沿岸西部』という表示になっていた。この表示を見た方が気象庁に問い合わせをしたところ、これは全国の皆様方にわかりやすい表示としてこの地区名を使っているという回答があったらしいんですが、実は地元の我々にすると全くなじみのない地域の名前でありまして、実際には『沿岸西部』というのは『渡島』あるいは『胆振』という地域です。『中部』というのは『十勝』あるいは『日高』こうした地域を表すことでありますから、非常に分かりづらい。大事なことは注意報が出て避難をする方々が“自分のところだ”と言って分かる事が一番大事なお話でありますからぜひここは気象庁として、国交大臣、これはぜひ見直しをしていただくご努力いただきたい」と要請した。

 これに対し高市早苗総理は、「地震に触れられましたが、気象庁が発表している『東部』とか言われてもどこのことか分からない、できるだけ市町村名を明確に出すように改めさせます」と、気象庁を所管する国土交通大臣のほうを振り返りながら述べ、「国土交通大臣に今要請をしましたので、早々に検討させます」と宣言した。

 その場で答弁しながら指示を出すあまりの仕事の速さに、議場には驚きのざわめきが広がった。

 高市総理は続けて「そして地元とのことですが、えりも町津波20cmが到達したということです。津波はその後の方が大きいという場合もありますので、引き続きすでに到達した北海道えりも町、青森県八戸市の皆様、注意を続けていただきたいと思っております」と呼び掛けた。(『ABEMA NEWS』より)

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