
今年も残すところあと10日です。東京・上野のアメ横商店街には、正月の食材を求めて買い物客が殺到しました。上野動物園では返還前にパンダを一目見ようと開園前からおよそ3600人が行列を作りました。
パンダ開園前に3600人
上野動物園の双子パンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」。来月の中国返還が発表されて初めての週末となった20日。
ゲートの前には、開園前から人・人・人。最後尾まで、たどり着くのもやっとの長~い行列ができていました。
都内から(30代)
「これがパンダグッズです。お気に入りです。本当に」
兵庫県から
「きょうは午前5時くらいから。近くのホテルをとって、始発前に並ぼうと思って」
あまりの人気に開園前から「今から並ばれてもジャイアントパンダが見られない可能性がございます」という呼び掛けも…。
開園前に3600人の大行列。9時30分に開園予定だった上野動物園は、予定より早く開園しました。
シャオシャオとレイレイは2021年に上野動物園で誕生。日々成長する姿に多くの人が虜になりました。
赤ちゃんの頃から見守ってきた女性は、夢中になって笹をほおばる姿に感無量。
都内から(60代)
「あの子たちがすくすく成長しているのを見ていると、本当に元気をもらえるし、見るたびに大きくなっていく姿がすごく可愛かったです。とにかく元気で過ごしてほしいなと思って。頑張れって言って応援してきました」
4時間並び観覧4分でも歓喜
4時間並んで見られるのはわずか4分。それでも満足のようです。2日連続で訪れた人もいます。
千葉県から(40代)
「昨日も始発で来たけど、その時はレイレイちゃんだけ。きょうはシャオシャオ。雨の中で楽しそうに食べていました」
午前10時半すぎには受付終了。あと一歩遅く、観覧を逃した人は…。
都内から(20代)
「きょうこそと思って、朝早起きして来たんですけど。チケットも買っちゃっていて、めっちゃ悔しい。あした(日曜)頑張るかもしれない」
来週火曜日からは先着順の事前予約が必要になります。月曜日は休園のため、予約なしでの観覧をねらうなら、21日がラストチャンスです。
アメ横正月食材に客殺到
威勢の良い掛け声が響くのは、上野の「アメ横商店街」。正月の食材を買い求める客で早くも大にぎわいです。
石山商店
「今買ってくれたら、2つで5000円。今買ってくれたら」
客
「今来たばっかりなんだけど」
石山商店
「いいんだよ、いいんだよ」
1パック5800円のズワイガニを2パックで5000円。半額以下の値引きに思わず財布のひもも緩みます。
客
「これ少し安くして」
カネ上三幸商店
「しない、しない」
客
「ダメ?」
カネ上三幸商店
「安いよ!」
客
「嘘」
カネ上三幸商店
「嘘じゃないよ」
大ぶりのタチウオを値切る常連客。こんなやり取りも「アメ横」ならではです。
正月用の買い出し
「中トロと数の子」
「(Q.全部でいくら?)全部で3000円」
「ここだけは安いと思う」
混雑対策でキャリーケースNGも
おせち料理に彩りをそえるイクラや、定番のカズノコなど、食材が物価高の影響を受けていますが、量を少し減らすだけで価格は据え置きする店が多いといいます。
カニの安売りをウリにする店が多い理由も…。
カネ上三幸商店 瀬上大輔取締役
「いっぱい買っている。なにか目玉がないと(客に)還元して、寄ってもらわないと話にならない」
そんななか、アメ横商店街では、今年の年末は去年よりさらに来場者数が増えると予想。
12月27日から31日までは、雑踏事故防止のためキャリーケースなどを持ち込まないよう街頭で呼び掛ける予定です。
(「グッド!モーニング」2025年12月21日放送分より)
この記事の画像一覧
