全国体力テストで、小中学生の運動能力が男女ともに前の年度より向上したことがスポーツ庁の調査でわかりました。
スポーツ庁は、毎年、全国の小学5年生と中学2年生の体力や運動能力の調査を実施しています。
今年度の調査の結果、各種目の合計点の平均は、小学校男子で前年度より0.5点、小学校女子で0.1点、中学校男子で0.4点、中学校女子で0.3点それぞれ向上しました。ただ、中学校の男子を除き、依然としてコロナ禍前の水準には回復していないということです。
また、質問調査では、「朝食を毎日食べる」、「睡眠時間が8時間以上」と答えた割合が小中学校の男女いずれも増加傾向であることがわかりました。
平日1日当たりにスマートフォンやゲーム機器の画面を見る時間の「スクリーンタイム」が3時間以上の割合は、小学校男女で前の年度より減少しました。
調査に携わった中京大学スポーツ科学部の中野貴博教授は、「体力の向上には生活習慣が大きく関連している。記録としても全体的には前向きな結果が出ているので、今後2~3年の結果を楽しみにしたい」と分析しています。(ANNニュース)
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