
北海道釧路市で計画されているメガソーラーの建設を巡り、住民の合意が得られていない中、事業者が建設予定地で樹木の伐採を進めていることが分かりました。住民たちから反発の声が強まっています。
年内12カ所で着工方針
メガソーラーの建設予定地で22日に行われていたのは、樹木の伐採です。
建設を手掛けるのは、大阪に本社がある日本エコロジー。これまでに土壌汚染対策法など3つの法令違反を繰り返し、道から25回を超える指導を受けています。
先月、住民説明会が開かれましたが、合意は得られていません。希少生物を巡る調査についても、釧路市との協議が続いている状況です。
そんな中、進められている樹木の伐採。切り倒された木には、国の天然記念物「オジロワシ」が止まり木にしていることから地元住民が大切にしてきた木もありました。
町内会の関係者
「非道な会社と言ったら悪いですけど、そこまでするのかという感じの会社」
一方、日本エコロジー側はこう主張しています。
日本エコロジー 松井政憲社長
「(希少生物の)データや調査を複数回行っているにもかかわらず、市として調査が信用性がないというような文書が来たので、市に対してはこれ以上のことはできない」(先月17日)
日本エコロジーは釧路市内の15カ所でメガソーラーの建設を計画していて、そのうち12カ所で年内に工事を始める方針です。
(「グッド!モーニング」2025年12月23日放送分より)
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