
日中の対立が長期化する中、台湾を訪問している自民党の萩生田光一幹事長代行(62)が頼清徳総統(66)と会談し、台湾を「重要なパートナーだ」と述べて関係強化を強調しました。
【画像】中国・林剣副報道局長「日本にこびて独立を謀る行為は卑劣であり、行き止まりの邪道で死の道」
日本の議員による台湾訪問ラッシュ続く
笑顔で握手を交わす、萩生田幹事長代行と頼総統。
萩生田幹事長代行
「現在、日台関係は“史上最良”と言われている。交流の機会をさらに増やすことが、日台関係を一層後押しすることになる」
萩生田氏が「台湾は普遍的な価値観を共有する重要なパートナーだ」と、双方の友好関係をアピールすると、頼氏もこう応じました。
頼総統
「日本が将来、台湾海峡とインド太平洋地域の平和と安定に、さらに大きな貢献をすると信じている。民主主義国家が連携することでのみ、一方的に押し切られることなく、自由と民主主義の価値を守ることができる」
台湾当局によると、頼氏は高市総理の高い支持率にも言及したうえで、高市氏が台湾との友好関係を支持していることに感謝の意を伝えたということです。
一方、中国側は「断固反対する」として日本側に強く抗議。高市総理の台湾有事を巡る発言の撤回を改めて求めました。
中国 林剣副報道局長(48)
「台湾は中国の省であって、日本の関連議員が中国の台湾地域を訪問したことは、“1つの中国”という原則に反している。(台湾)民進党当局が日本にこびて独立を謀る行為は卑劣であり、行き止まりの邪道で死の道です」
今月から来月上旬にかけて、日本の国会議員による台湾訪問ラッシュが続きます。
22日から鈴木馨祐前法務大臣(48)や長島昭久前総理補佐官(63)が現地を訪れているほか、台湾外交部によると、来月上旬までに国会議員30人近くが訪問するということです。
(「グッド!モーニング」2025年12月23日放送分より)
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