小野田大臣
【映像】ため息をつき「いちばん厳しい質問」→記者笑い(実際の様子)
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 経済安保担当大臣だけでなく、科学技術政策担当大臣、宇宙政策担当大臣、人工知能戦略担当大臣、クールジャパン戦略担当大臣など、様々な肩書を持つ小野田紀美大臣。

【映像】ため息をつき「いちばん厳しい質問」→記者笑い(実際の様子)

 記者会見ではさまざまな分野の質問が飛び、記者とバチバチにやり合うこともあるが、23日の会見では「会見始まって以来いちばん厳しい質問」にタジタジになる場面があった。

 会見の冒頭、宇宙政策担当大臣としてH3ロケット8号機打ち上げ失敗について報告した小野田大臣。

 続いて、科学技術政策担当大臣として19日に日本科学未来館を視察したことを報告。「未来館の視察においては、視覚障害者ナビゲーションロボット、AIスーツケースや、DJ体験を通じて直感的に量子コンピューターを体感できる量子コンピュータ・ディスコ等を通じて、難解な科学の世界を親しみやすく魅力的に伝える工夫がなされているというふうに感じました」と述べた。

 その後記者から「さきほど未来館の視察で量子コンピュータ・ディスコをご覧になったということだが、大臣の量子に対する理解がどれくらい進んだのか教えてください」と質問が飛んだ。

 小野田大臣が苦笑しながら「ふう」とため息をつき、「会見始まって以来いちばん厳しい質問だなと今思っている」と語ると、記者からも笑いが漏れた。

 続けて、「量子に関しては、とにかく理解したいというのでかなり勉強させていただいているが、専門の先生方に聞いても『よくわからない、わかるけれどよくわからないのが量子なんだ』というふうにお話をされることもありまして、感覚でつかんでいく。例えば生きているけど死んでいるネコとか、いろんな現象がわかるんだけどわからない。ここが本当に魅力的でもあり、難しいところでもあり、量子コンピュータ・ディスコのところだとここに何を置いたらこの音が鳴る、ここに置いたらどうなるなど、量子の組み合わせみたいなものを感覚で、こういう現象が起きるんだということを実感できるものなので、頭で理解するというよりも感覚で腑に落とさせようとしてくれるいい試みだなと思いました。まわりで子供たちがやってたんですが、よくわからないけど楽しんでいるうちに、感覚的にこうしたらこうなるというやり方を学んでいくという点ではすごくいい展示だと思いましたが、どこまで深まったかは引き続き勉強させていただきたいと思います」と述べた。(ABEMA NEWS)

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