『RECTRUCK』は、1人のラッパーとそのラッパーがコラボを希望したアーティストが、 音楽のジャンルを超えて共に2人で旅をする番組です。


キャンピングカーの車内で レコーディングができる移動型スタジオ“RECTRUCK”で旅をしながら楽曲を制作し、 2人で決めたセットリストとコラボ楽曲を引っ提げたミニライブを開催します。
スタジオでは、ラッパー界の重鎮・Zeebraと、お笑いコンビ・シソンヌの長谷川忍が 見届け人として2人の旅を見守ります。
第一弾では沖縄出身のラッパー・CHICO CARLITOと、 ロックバンド・ORANGE RANGEのRYOがコラボ楽曲を制作しました。




第二弾では、神奈川の新星、ラッパー・Hezronと、名古屋のレジェンドラッパー・AK-69が登場。「日本を覚醒させる曲」をテーマに、コラボ楽曲完成に向けてパワースポットを巡りました。
旅当日も自前の御朱印帳を3冊持参するほど“パワースポット好き”だというHezronの意外な一面が明かされる中、今回2人は山梨県屈指のパワースポットとして知られ、750年以上の歴史を誇る身延山久遠寺を訪れます。久遠寺境内へと続く287段の石段“菩提梯”をなんとか登りきった2人は、日本仏教三大霊山の一つ、身延山の絶景にも圧倒されました。



その後、身延山の東の端にある寺院・端場坊の宿坊にて、リリック制作に打ち込んだ2人。ビート選びでは、AK-69のこだわりとユーモアが炸裂することに。
はじめからビートを1つに絞らずに2つのビートを選んだAK-69は、「1つのビートに決め込んで、何百回も聞きながら考えていると、リリックを書き上げてレコーディングを始めたら、小さい声で出ていたニュアンスが、大きい声出した時に全然ハマらない時がある。『俺の何時間を返してくれ!』みたいになる」と理由を明かしました。
「女性も一緒」と続けたAK-69は「未体験のまま結婚すると事故になる」と持論を展開。「『何か違う!?』みたいな、そういう感じです」とまとめ、スタジオのZeebraから「例えがそこか!」とツッコミが飛びました。
また、AK-69のリリック制作では「アンパンマンのフレーズ使ったけどいい?」と意外な言葉が漏れる場面も。
Zeebraも「AK-69がアンパンマンのフレーズ!?」と驚く中、AK-69はビートに上手く言葉のリズムが乗らず、調整を繰り返します。
イメージしていた歌い方がなかなか体現できないことに苦戦したAK-69は、「いつもは仮録りしたフロウに合わせてラップする事が多い。リリック先行にしたい歌は、宇宙語で作ったフロウに合わせると、フロウに合わせたリリックを入れる事になってしまう」と吐露。
ビートを流しながら言葉を紡いでいく自身のスタイルとは異なる制作手法に戸惑いながらも、さすがの集中力でリリックを書き上げました。レコーディングを終え、AK-69は「ここまで制作過程を見せる事は、ありそうでなかった」と回顧。
「集中しすぎて、1人でいる時の顔になっていた。そういうの全部カット」と笑いを誘い、スタジオのシソンヌ・長谷川が「そこを見せたいんで!」とツッコミを入れました。さらに、AK-69とHezronを迎えたスタジオトークでは、「マインドが落ちる事はある?」という質問にAK-69が「あるよ!」と回答。
対象法を聞かれたAK-69は「同じことが起きても解釈で変わる」とし、「例えば大事なサングラス、落として壊れて、もう修復不可能だってなったら。“どうしよう”って落ち込む事もできるし、これが壊れたことによって新しいサングラスと出会えて、それがめっちゃフィットして、世界に一つしかない代物っていう可能性もある。
それに出会えたっていう解釈に変わると、ポジティブに変わる」と、AK-69流の折れないメンタル術を披露しました。
そして#9ではHezron とAK-69のコラボ楽曲『JP UP』を初披露するスペシャルライブを放送。 トリを飾ったコラボ楽曲『JP UP』の初パフォーマンスでは、「さすが王者AK-69」「Hezronやっぱ上手いな」 などの声が寄せられました。
最新回となる#10では、ライブ直後の2人が『JP UP』に込めた思いを解説しています。 新生ラッパーHezronと20年以上にわたり第一線で活躍し続けるレジェンドラッパー・AK-69の 世代を超えたコラボ曲に、両者が込めた想いとは…?ぜひ、ご注目ください。

■『RECTRUCK』番組概要 テレビ朝日
放送日時:毎週火曜日 深夜1時26分~ 「ABEMA」
放送日時:毎週火曜日 深夜2時5分~ 「ABEMA」

