
暴言や中傷など、“パワハラ”を繰り返したとする疑惑が、横浜市の山中竹春市長に持ち上がっています。
【画像】「人間のクズ」「ポンコツ」現役の人事部長が実名告発…横浜市長“パワハラ”疑惑
告発したのは、横浜市総務局人事部長の久保田淳さん。実名と顔をさらす覚悟をしたうえでの告発です。

横浜市人事部長 久保田淳氏
「市長がこれまで言ってきたような『人間のクズ』『ポンコツ』『デブ』『気持ち悪い』『死ねよ』。そういった陰口って、学校で言われたら、当然、いじめになると思う。いま、こうやって資料としてまとめて振り返ると、動悸がしたり、手が震えるとか、やっぱり恐怖心を味わっていたんだなと、正直、思います。それを皆に味わってもらいたくない」
人口377万人。全国の市町村で最も人口の多い巨大都市・横浜。非常勤を含めれば、5万人を超える職員が働く行政のトップに浮上したパワハラ疑惑です。

横浜市人事部長 久保田淳氏
「市長室で対応状況を報告した際に『俺との会話を録音したら許さない』『お前、録音とかしてねえだろうな。やったら、これだからな』。そのときが初めてではなくて、同様に市長室で一対一でいるときに、3回くらい銃撃ポーズをされた」
ほかにも理不尽に怒鳴ったり、書類を投げつけたり、市長室を一時出入り禁止にしたり、「TICAD(アフリカ開発会議)を誘致できなければ切腹だぞ」といった発言があったといいます。
パワハラは、自分に対するものだけではない。むしろ、それが告発の理由だったとしています。
横浜市人事部長 久保田淳氏
「現職である副局長、A局長について、ある案件について『人間のクズだ』と30分ぐらい、ずっと罵倒されていて。私はご説明に上がっていたけれども、罵倒で時間が過ぎてしまう」

ほかの局長や部長ら幹部についても「頭が悪い」「スペックが低い」「なんで50過ぎたおばさんたちに、こんなことまで市長が教えなきゃいけないんだよ」などといった暴言があったといいます。
そして、前副市長については。
横浜市人事部長 久保田淳氏
「代名詞として“ダチョウ”を使う。『あのダチョウがさ』『ダチョウのマネジメントが悪いんだよ』。けなすときは、『あいつポンコツだから』『〇〇はバカだから、こんなことする』とか」
ただ、最近は、怒鳴ったりする行為は、表立ってはみられなくなってきたそうです。
横浜市人事部長 久保田淳氏
「職員同士で『市長って“ありがとう”言うようになったね』と、みんなで噂するぐらい、どうしたんだろうという感じ」
しかし、その裏で、人事部長である久保田さんに、こんな圧力をかけてきたとしています。

山中市長とされる音声(去年9月)
「いままでだったら俺が電話して、『ふざけんなよ』って言えたんだけど、いま言えないじゃない。どうすればいい?市長、怒ってますよっていうことを、飛ばされるかもしれないっていうような恐怖を与える。人事部からのジャブが与えられないか」
横浜市人事部長 久保田淳氏
「職員を恐怖で支配をしようという姿勢は、残念ながら変わってないと明確になっていると思います」
山中市長に取材を申し込んだものの、回答はありません。
当初、パワハラ疑惑が報じられた11日時点のコメントです。

山中竹春市長(11日)
「認識のない発言を一方的に公表されたことは、極めて残念です。まず、外見や容姿について中傷するようなことはありません」
なぜ告発に至ったのでしょうか。
横浜市人事部長 久保田淳氏
「私は、やはり人事部長ですから、それを止める立場、助ける立場だということで、ここはやっぱり逃げちゃいけないんじゃないかと。横浜市民の皆さまや市会議員、われわれ職員から尊敬されるような言動に改めていただきたいということで、市長の交代とか退陣を求めるものでは一切ありません」
