
被害総額は6億円にも上るとみられています。犯行に使われたのはマイナンバーカード。巧妙に偽装されていました。
6億円被害 犯行Gの手口
被害総額は、およそ6億円…。不正に入手したキャッシュカードを使って現金合わせて67万9000円を引き出して盗んだ疑いで、林茂樹容疑者(52)、田中一郎容疑者(68)、佐藤永光容疑者(46)、久保居翔容疑者(43)の4人が逮捕されました。警視庁は4人の認否を明らかにしていません。
発端はクレジットカード会社からのこんな情報提供でした。
クレジットカード会社
「偽造と思われるマイナンバーカードを使った不正な申請が多数あり、多額の買い物などがされている」
今回の事件で使われたのは、実在しない人物のマイナンバーカードの画像でした。
林容疑者と田中容疑者は、上野公園で声をかけた生活困窮者の男性2人に報酬を支払い、ホテルで顔を自撮りさせるなどして架空の人物のマイナンバーカードの画像を作っていました。
その偽の画像データを、口座開設アプリを通じて銀行に送信して口座を開設。さらにその銀行口座を使って、クレジットカードを発行し、買い物やキャッシングをしたり、消費者金融で金を借りたりしていたとみられています。
不正に開設された銀行口座は、9つの金融機関で168。不正に発行されたクレジットカードは5つの会社で437枚。ブランド品のバッグや高級腕時計などをクレジットカードで次々と購入し、一部は転売されていたということです。
捜査関係者
「(容疑者らは)金融機関にマイナンバーカードの写真を送っているが、画像を加工したのか、カード自体を偽造しているのかは分かっていない」
キャッシュカードなどの受け取り先には、およそ30カ所の住所が使われていましたが、うち23カ所は、顔写真を提供した2人の男性名義で登記された実態のない会社が契約している物件でした。
合わせておよそ6億円相当をだまし取ったとみられる今回の事件。警視庁は林容疑者がリーダー的な立場にあったとみていますが、逮捕した4人以外にも犯行に関与した人物がいる可能性があるとみて捜査しています。
(2026年1月28日放送分より)
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