
埼玉県八潮市の道路陥没事故から1年が経ちました。しかし、周辺に住む人たちの日常は今も戻っていません。
続く異臭と揺れ 生活が一変
去年1月28日、八潮市で道路が陥没し、転落したトラックの運転手の男性(74)が亡くなりました。
事故直後の穴は直径8メートルほどでしたが、その後、別の穴が開くなど被害は拡大しました。穴は工事のために広げられ、1年前と比べてみると、今も大きく深い穴が開いていることが分かります。
事故以来、周辺で暮らす人々の生活は、一変しました。
現場から約70mの場所に住む
木下史江さん(56)
「腐食部分が黒く、毎月毎月青黒くなってきていて」
道路陥没事故から1年。下水道管から発生する硫化水素が原因とみられる、金属の腐食や異臭に加え、復旧工事の音や揺れに、住民たちは悩まされ続けています。
「目に見えない硫化水素、振動、騒音。いつも気持ちが浮き沈みしてしまう」
喫茶店が休業中 松井多恵子さん(81)
「洗濯も外に干して、布団も外に干して、そういう生活に戻りたい」
埼玉県によると、新しい下水道管に交換する工事は、5年から7年かかる見込みです。
「今81歳で、あと5年(工事が)かかるとして、もう90歳近いんだよ。仕事できなくなっちゃう」
陥没現場から半径200メートルの事業者に対しては、県は一律10万円の補償金を支払うということですが…。
「ローンも残っているし、今から移動して、そっちで新たになんかするって大変な金額。どこにも行きようがないから、ここにいるしかない」
(2026年1月29日放送分より)
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