

青森市は平年の2.6倍の積雪となっています。除雪が追い付かず、市内の小中学校は全て休校し、日常生活が雪に奪われています。青森県は自衛隊に災害派遣を要請。重みで押しつぶされそうな家の雪降ろしなどにあたっています。
【画像】“災害級の大雪”青森県が自衛隊に災害派遣要請 大雪による死者27人に
雪に埋もれた家 昼でも真っ暗

所村武蔵アナウンサー
「青森市の住宅街では雪を寄せるスペースが足りず、歩道が雪の壁で覆われてしまっています。周辺の住宅見てみると1メートル以上の雪屋根、そして雪庇がせり出しています」
屋根の雪よりも、まずは出入りするための自宅前の除雪。しかし、まったく手つかずのところも。

住民
(Q.屋根の雪はどうする)
「昨日下ろしたばかりで、もう積もった」
(Q.昨日下ろした)
「3回くらい。怖いです。いつ落ちてくるか分からないから。夜中でも落ちてくるから。どーんってなるから」
その屋根の雪は、家の裏側に落ちていました。自宅に入ってみると真っ暗です。

住民
「こんな感じ」
(Q.ここ全部雪。光も差し込んでいない)
「今年は異常。まだ大きくなる。週末降る。最強(寒波)だからって言うが、潰れるんじゃないかと」
窓ガラスには、ひびが入っている状態。
住民
「どうもこうもない、これは。雪が降らなくなってから考えるしかない」
夜になっても、雪は容赦なく降り続きました。

所村武蔵アナウンサー
「幹線道路から1本入ったこちらは、普段は車も通っている道なんですが、今は人が1人やっと通れるだけの状態となっています。こうした住宅街の細い道は除雪が追いつかず、住宅の1階が埋もれ始めています」
町中では、こんな場所も埋もれていました。

所村武蔵アナウンサー
「歩道から車道の様子が全く見えなくなっています。除雪された雪が身長よりも高いところまで積み上がっています。この連なっている雪山が歩道橋の階段も覆い尽くしています。パイロンに看板が置かれて、う回するよう促されています」
バス停や電話ボックスの上にも、1メートルはあろうかという雪が積もっていました。

青森駅前の道路では、車が1台スタックして立ち往生していました。それを見た他の車のドライバーたちが、積んでいたスコップなどを使って対応。何とか脱出することができました。
14年ぶりに隊員が“除雪支援”
災害レベルの大雪に、青森県知事は、自衛隊に災害派遣要請を行いました。

青森県 宮下宗一郎知事
「すでに数百件(除雪の)問い合わせが殺到している状況もあり、明らかに対応能力を超えているので、災害派遣の要請をさせていただいた」

陸上自衛隊の隊員13人が青森市の山間部に入り、雪下ろしなどの作業にあたりました。
佐々木快アナウンサー
「除雪中の事故などに備えて、中にはAEDを持っている隊員の姿もあります。このあたりの集落は、年配で一人暮らしの方が多いということで、自衛隊員による除雪作業が行われています」
屋根には、かなりの厚みをもった雪が積もっています。安全面に配慮しながら除雪は続けられました。

除雪してもらった住民
「潰れるかと思って怖くて。(夫が)潰れる潰れるって騒ぐので、昨日、役所に電話してよかった。(住んで)四十何年になる」
(Q.四十何年住んでこれだけの雪は)
「初めて。お父さんこの間、救急車で運ばれたの、倒れて。それで困ってしまって、私一人だから」
札幌でも再び1メートル超の積雪

大雪の影響が続いている北海道。札幌市では、路上でスタックした軽自動車が動けなくなっていました。そこに1台の軽トラックが。すれ違えないため、いったん避けます。しかし、今度は軽トラックがスタック。住民の助けで脱出することができました。

札幌市の積雪は先月25日、4年ぶりに1メートルを超えました。その後、いったん減っていましたが、今月2日に再び1メートルを超えました。札幌の積雪も、平年の1.7倍となっています。
“上見て歩く”雪庇崩れる危険も
豪雪地帯の1つ、新潟県魚沼市の守門。積雪は、こちらも平年の1.7倍で、3メートルを超えています。

住民
「8日間くらい連続で降っています。これだけ連続して降られちゃうと、危険になっちゃうので」

屋根に積もった雪はかなりの厚みで、今にも落ちそうなほど、せり出しています。

住民
「道歩く時に上見て歩かないと危険なので、気を付けてください。こういうところも危険でしょう。上見て歩いていかないと、もし落ちてきた場合に逃げられない」
消防庁は先月20日から今月2日午後1時半の時点で、大雪による死者が全国で27人に上ると明らかにしました。

尾崎正直官房副長官
「雪下ろしや雪かきを行う際は、水路や流雪溝への転落に十分注意いただきますとともに、必ず複数人で安全に留意しながら作業を行っていただき、ヘルメットや命綱の着用など安全対策を徹底して行っていただきたい」
