復活狙う自民大物・生き残りかけた維新候補 与党全面対決『福岡11区』
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8日に投開票される衆議院選挙。

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『福岡11区』。前回は、裏金問題の逆風にさらされた自民党の大物を、日本維新の会の候補が倒しました。今回、連立の枠組みは変わり、“与党同士の対決”に。ここに中道、参政、社民の新人候補が参戦しています。

背中に「RESTART」
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捲土重来を期す自民党の武田良太候補(57)。その背中には『RESTART』の文字です。

自民党 武田良太候補(先月27日)
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自民党 武田良太候補(先月27日)
「この選挙区から、失われた1年3カ月、政治空白をつくってしまいましたこと、心から申し訳なく思っているわけであります」

前回は敗戦
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閣僚ポストを複数経験し、旧二階派では、派閥を切り盛りする事務総長を務めるなど、政治家としての階段を上っていた武田候補。しかし、政治とカネをめぐる問題で逆風が吹き、前回、7期21年に渡って守り抜いてきた議席を初めて明け渡しました。

そこからの復活をかける今回の選挙。公示日には、選挙区内に15あるすべての市町村で出発式を行うなど、地域に張り付いて足場を固めます。

高市総理応援
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今回は、選挙戦の早い段階で、高市総理が応援に入りました。

自民党 武田良太候補(先月30日)
「勝たせてもらって、国民を一番苦しめている食料品の消費税を2年間暫定的になくします。財源は、どうするのかと言えば、物価高でいま税収が増えている。2.9兆円も前年度から増えている。6年連続で増えている。それを、ただ国民にお返ししましょうというだけの話」

高市総理からはこんなエピソード。

自民党 高市早苗総裁(先月30日)
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自民党 高市早苗総裁(先月30日)
「年末年始、武田さんのおかげで生き延びました。公邸の周りは、買い物するところないし、買い物に総理が勝手に行ったら怒られる。そんなときに武田良太さんが、中華おせちを送ってくれて、そのうえ、私が大好きな“豚まん”まで送ってくれて、それでお正月明けまで私たち夫婦は生存することができました」

一方、日本維新の会の村上智信候補(56)は、生き残りをかけた戦いです。

日本維新の会 村上智信候補(先月27日)
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日本維新の会 村上智信候補(先月27日)
「日頃の活動で、さまざまな方と触れ合うなかで、私は、さまざまな陳情を受けています。それを国会で質問している。生の声が非常に大切なんです。ですから、お金はいらないんです。お金が必要な候補と、お金のいらない私。どっちが政治をさせたいと思うのか。言うまでもないと思います」

前回勝利した村上候補
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維新にとって、福岡11区は、地盤とする関西を除けば、数少ない小選挙区での議席を持つ選挙区。「武田1強」とも言われたこの地で、前回、下馬評を覆した村上候補は、当時、勝利の要因をこう振り返っています。

日本維新の会 村上智信候補(2024年衆院選)
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日本維新の会 村上智信候補(2024年衆院選)
「これは多分、政治とカネの問題、これで大きな風が吹いた」

再び、その風を吹かせたい村上候補。「クリーンな政治」を旗印に“反武田”のうねりをつくって、2期目を目指します。

日本維新の会 村上智信候補(先月30日)
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日本維新の会 村上智信候補(先月30日)
「ガソリン暫定税率を(連立)条件に掲げたものですから、最終的に昨年のうちに廃止されました。高校無償化、給食の無償化、これも、今年、予算がつきまして、実行される運びとなっています。形の見える成果にこだわって取り組みます」

もっとも前回と異なり、いまは、自民党と連立を組む立場ですが。

日本維新の会 中司宏幹事長(先月30日)
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日本維新の会 中司宏幹事長(先月30日)
「きょう高市総理が(武田陣営に)入ってくるということになりました。私たちは、いま、自民党と本当にガチンコの勝負をしています。やっぱり、これは戦って戦って、勝ち抜いていかなければならない。妥協をしないで、しっかりとこれからも物を言っていくために、このような選挙戦を戦っています」

与党対決に割って入ったのが、中道改革連合の辻智之候補(36)です。

中道改革連合 辻智之候補(4日)
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中道改革連合 辻智之候補(4日)
「与党にしますか?それとも与党にしますか?そんな選択肢で、しかも高市総理、自民党と日本維新の会の連立の是非を問う選挙だと。是と是で、どっちがいいですかというような選挙区にすることだけは、絶対に避けなければいけない」

ただ、選挙戦には懸念も。
自民党と袂を分かった公明票の行方です。

中道改革連合 辻智之候補(先月24日)
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中道改革連合 辻智之候補(先月24日)
「11区に関しては(公明票は)正直、あまり期待はできないのではと思っている。いままでの武田候補との強い結びつきがあると思うので」

実際、公示前には、田川市の公明党の市議2人が、武田候補の集会に出席していました。市議は「武田陣営に誘われたので行った」と説明しています。

公明党議員が応援
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公明党の国会議員が、隣に立つこともありますが、公明票が辻候補で固まり切るかは見通せません。

中道改革連合 辻智之候補(4日)
「利権や裏金にまぎれた政治が、まかり通ってしまっていた。そこにメスを入れなきゃいけない。メスを入れるのが、この選挙だ。私は、庶民代表として立ち上がりました」

参政党の井上直生候補(44)は、「日本人のための政策」を訴え、保守層の取り込みをはかります。

参政党 井上直生候補(先月27日)
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参政党 井上直生候補(先月27日)
「何の利権もしがらみもありません。だからこそ日本のため、日本人のため、政策を正々堂々と皆さんにお伝えできる。消費税を廃止する。日本のことは日本人で頑張る。安易に外国人に頼らない。子ども手当を月10万円にする」

社民党の志岐玲子候補(72)は、物価高対策に重点を置いています。

社民党 志岐玲子候補(先月27日)
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社民党 志岐玲子候補(先月27日)
「消費税問題、税の制度のあり方を抜本的に、根本的に見直さなければ、この不公平な税のありようを変えることはできない。消費税ゼロ、社会保険料、介護保険料を軽減していく」

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