
例年にない大雪が続いている北日本などに、立春に合わせるように流れ込んだ“春の暖気”。融雪災害への警戒が高まっています。
【画像】「本当に怖い」重くなる雪…家屋倒壊で死者も“春の暖気”融雪災害に警戒

青森市では、商業施設の屋根に溜まっていた大量の雪が、歩道に滑り落ちました。落ちた雪の厚みは4メートル以上で、幅約20メートル、奥行き約5メートルの範囲を塞ぎました。いまのところ、けが人は確認されていません。
屋根には落雪防止の雪止めがありましたが、壊れていたということです。

近隣住民
「ほんとに怖いです。期日前投票に行こうと思ってたんですけど、違う入り口から入らないといけないですね」

県内で、屋根からの落雪の影響とみられる死者も出ています。黒石市で、雪に埋もれた状態で発見された88歳の男性の死亡が確認されました。

4日の青森市は、6.2度まで気温が上昇。前日と比べると5度近く高くなり、真冬の寒さから、一気に春先の暖かさとなりました。

待ちに待った天気の回復。しかし、市の豪雪災害対策本部には、多くの相談が寄せられています。
雪の重みで家が壊れそうなどの電話が殺到し、直接、来る人も後を絶ちません。

4日、対応に向かった先の一つは、屋根の一部が、すでに倒壊した住宅です。住民は60代の一人暮らしで、すでに避難しています。3日夜、居間にいたときに、窓ガラスにひびが入り、そのあと、車庫などの屋根が潰れたそうです。

青森県建築住宅課 笹舘惇志主査
「(Q.気温の影響は)雪自体が重くなっているので、重さでやられてしまったなと」
気温が上がり、雪が溶けると、残った雪が水分を含んで重たくなり、建物にダメージを与えるのです。

この4日間で対策本部に寄せられた相談は、700件近くに上ります。すべての依頼に即日対応することができません。
対策本部を訪れた山崎さん夫婦。5日以降、役所の職員が訪問対応するそうです。
山崎さんの家の屋根には大量の雪が積もっています。

山崎国次郎さん(87)
「(Q.水滴が垂れているが)重くなります、雪が締まるからね。雪が少ないようになるけど、重さが倍に」

家の中のドアが開閉できません。
夫婦二人だけの生活。不安な日々が続きます。

山崎アキエさん(74)
「暖かいけどね。(雪が)溶ければ、今度ね、重みが加わるしさ」
山崎国次郎さん(87)
「まだ若いならいいんだけど。本当に怖いよ」
新潟県十日町市では、空き家が倒壊しました。約1.5メートルの雪が屋根に積もり、その重さが原因とみられています。
