アルミ高騰 缶の買い取り価格上昇で業者への持ち込み増える 窃盗被害も相次ぐ
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 さまざまな物の価格が高騰するなか、身近なアルミ缶の価格も上がっています。生活の足しにするため、買い取り業者への持ち込みが増える一方、窃盗事件も起きています。

【画像】施設のアルミ缶置き場から袋を持ち去る瞬間 福岡市

1キロ240円で買い取りも

 さいたま市にある障害者支援施設。

リサイクルに協力する障害者支援施設の職員
「(Q.きょうは何をしに行く?)きょうは空き缶を売りに行きます」

 施設では、利用者が行う作業に応じて給料が支払われています。

大量のアルミ缶がプレスされ一つの大きな塊に
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 自宅から集めた空き缶を積み込み、車でおよそ20分。レーンを流れていく大量のアルミ缶。そのままプレスされ、一つの大きな塊になります。

 一般客や企業、マンションなどから資源を買い取る企業。今、アルミ缶の買い取り件数が増えています。

BuyBuy蔵屋 青木英長代表
「金も(価格が)上がっていますし、銅も上がっていますし。アルミ缶も引っ張られて、少し右肩上がりになっています。徐々にお客様は増えつつあります」

アルミニウム地金の価格(1kgあたり)
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 電気を通す金属の中でも、安価なアルミニウム。需要が高まっていて、アルミニウム地金の価格は、おととしと比べて1キロあたりおよそ90円上がっています。

 この企業でも買い取り価格を2年で40円引き上げ、現在は1キロ240円で買い取っています。

施設で集めたアルミ缶2週間分は6.8kgで1632円に
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 350ミリリットル缶に換算すると、およそ3.6円。仕事終わりの“ご褒美ビール”も3円引きになる計算です。

 施設で集めた2週間分のアルミ缶を量ってみると、6.8キロ、1632円になりました。

リサイクルに協力する障害者支援施設の職員
「(価格が上がると)利用者に払える給料が増えるので、喜んでもらえるんじゃないかな」

ごみ集積場を狙う窃盗犯

アルミ缶置き場から袋を持ち去る窃盗犯
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 アルミ価格の高騰は、別の問題を生んでいます。

 福岡県のある施設で、防犯カメラが捉えていたのは、脚立に上って、アルミ缶置き場から袋を持ち去り、そのままトラックに積み込む窃盗犯の姿です。夜の住宅地でも…。

資源再生代は自治体の財源の一部に
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 アルミ缶の売却で得られる資源再生代は、自治体の財源の一部になっています。

 福岡市では、アルミ1トンの売却額が4年で15万円以上増えています。

自治体は巡回や対策を強化
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 価値の上昇に伴い、各地でごみ集積場などから盗まれる被害が相次いでいます。

 福岡市では、夜間パトロールや収集時間の前倒しを実施。多くの自治体でも、巡回や対策を強化しています。

(2026年2月5日放送分より)

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