住宅街に巨大な“ごみ山” 住民苦悩「風でごみが飛んでくる」 誰が?判明した業者
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 埼玉県坂戸市の住宅地には、産業廃棄物などのごみが大量に捨てられています。およそ5年前からこうした状況だということです。悪臭、そして風で飛んでくるごみに近隣の住民が悩まされています。

【画像】ごみであふれる坂戸市にごみを持ち込んだといわれる業者の敷地

巨大ごみ山をドローン撮影

大量のごみが積まれた山
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 埼玉県坂戸市の住宅が並ぶ場所に一際“異様な光景”がありました。

 そこには大量のごみが積まれた山が…。袋の中には砂のような裁断したものが入っていますが、袋が破れて出てきています。さらに上のほうを見ると、ペットボトルとタイヤもあります。

軟膏クリームやマイクも
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 他にも病院で処方される軟膏(なんこう)クリームやマイク、中には“JA秋田”と書かれたものなど、さまざまなものが捨てられていました。

ドローンで空から見てみると…
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 広い範囲に渡って積まれたごみの状況をドローンで空から見てみると、畑を囲うようにして積まれてあり、まるで“ごみの壁”のような状態になっています。

 上からよく見ると、ごみから草木が生えています。長年置かれているのでしょうか?上から見ると、そこにはまさかの光景が広がっていました。

「洗濯物は干せない」

一部分に黒いシート
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 大量のごみが飛散しないよう、黒いシートが県や市によって一部分にかけられていますが…。

近隣住民
「プラスチックだとか、風が吹くと飛んできた」
「南風の時はやばいんですよ。(洗濯物は)干せない。干すと何がくっついてくるか分からないんで… 」

「洗濯物が干せない」
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 こちらの住民は、家の目の前に突如としてできた“ごみ山”から風が吹くとごみが飛んでくるなどの影響で、外に洗濯物が干せなくなってしまったといいます。

近隣住民
「だから孫なんかには、うちに来るなって言ってる。もう見るのも嫌だよ、毎日こんなものを」

 迷惑“ごみ山”は、孫も呼ぶことができなくなるほど住民を困らせています。

新年で変化?住宅の苦悩

先月7日
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 新年になり改めて現場を訪れてみると、県や市によってごみ山の一部分にかけられていた黒いシートは、年が明けるとごみ山全体にかかっていましたが…。

近隣住民
「うちは特に冬、北風吹くと変ななんとも言えない臭いがするからあまり(窓は)開けないですね」

 ごみの飛散だけでなく、臭いまで放っています。年が明けても変わらずそびえ立つ状況に…。

「心が持たない」
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近隣住民
「もう何年もこの状態が続いているので、特には何かもう思わないというか。そんな一喜一憂していたら心が持たないから」

いつからこの状況に?

 大量の廃棄物などで積み上げられた“ごみの山”。一体いつからこのような状態になったのでしょうか?

近隣住民
「もう5年くらい経つのかな。このごみ捨てた方が(所有者から土地を)借りたみたいなんですけど。有価物、価値があるもので1年後にはなくなるという説明だった」

2014年
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 これは10年前の当時の現場の様子。コンクリートの土地には建設などで使う資材が置かれているのが分かります。

2023年
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 しかし、年数が経つごとに資材以外にも重機などが置かれていき、3年前には白い袋に入った大量のごみが畑を囲むようにして積み上げられていました。

近隣住民
「こんなになるとは思わなかった」
「(Q.聞いていた話とは?)違いますよね」

大量のごみが運び込まれる
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 近隣住民が撮影した写真には、トラックの荷台にあふれそうなほど大量のごみが積まれ運搬されている様子が。さらに別の日には重機を使ってごみを持ち込んでいました。

 5年以上もそびえ立つ巨大な“ごみ山”。市や県には「異臭がする」「プラスチックなどの廃材が飛散している」などの相談が相次いで寄せられているといいます。

誰がごみを持ち込んだ?

 この“大量のごみ”。一体誰が持ち込んでいたのでしょうか?

近隣住民
「日本人でしたね。(直接)言いましたよ、やめてくださいと。朝も早いからうるさいんでやめてください、農業用水があるんでその上には置かないでくださいと。一つも守ってないですね」
「どんどんひっきりなしで、何回も何回も来たんだよね。デカい10トントラックで」

 近隣住民によると、ごみを捨てていたのは建設業をしていた日本人。朝晩大きなトラックで次々とごみを運び込み置いて行ったといいます。

ごみを持ち込んだといわれる業者の敷地
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 ごみを持ち込んだといわれる業者を訪れてみると、そこには白い袋いっぱいに入った大量の“ごみ”であふれかえっていました。

 敷地の周りは鉄板で囲いが作られていますが、歪んでしまっています。ごみの重みでしょうか、形が変わってしまっています。

千葉市も同じような状況に
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 近隣住民に話を聞くと、坂戸市で問題となっているごみ山とほぼ同じような状況となっていました。

近隣住民
「全部こっちの畑のほうに(ごみが)来ちゃうので。もう景観も悪いし、(ごみに)何が入ってるかも分からないし…」

 この会社がある所在地から代表番号に電話してみると、電話番号は使われていないようでした。

 会社がある場所にも大量のごみが置かれ、さらには電話もつながらず、一切の連絡が取れない状況です。

持ち込んだ業者はどこに?

 業者は一体どこへ消えたのでしょうか? 

近隣住民
「どういうふうになってるかは分からない」

 取材を進めていくと、ある証言が…。

近隣住民
「今その行為者というのが刑務所に入っているらしい」
「(Q.持ち込んだ業者が?)そうそうそう」

業者は別の事件で逮捕
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 ごみを持ち込んだ業者が、別の事件で逮捕されていたといいます。県の担当者に聞くと、こうコメントしました。

県の担当者
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「廃棄物を撤去する責任は行為者にあるのですが、現在別の事件で逮捕されているため接触することができず、撤去指導が困難な状況となっています」

 持ち込んでいた業者は現在収監されているため、撤去が進まず、5年以上このままの状態だといいます。

近隣住民
「もう朝起きると(毎朝)ごみの山見ているんだから嫌になる」

 では、この土地の持ち主はどうしているのでしょうか?

近隣住民
「(土地所有者は〇〇)ということは私は聞きました。会議(説明会)やった時です」

 土地の所有者を訪ねてみると、詳しい話を聞くことができませんでした。

土地所有者
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土地所有者
「もう県の方に任せているので…」

 県の担当者に聞くと…。

「まだ多くの廃棄物が残されている状況」
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県の担当者
「土地所有者にも撤去指導を行い、一部の廃棄物は撤去されましたが、まだ多くの廃棄物が残されている状況です」

 1月27日、県や市による今年初めての住民説明会が開かれました。

住民
「今後(あのままだと)どんなことが起きるか想像したことはありますか。最終的にはやっぱり何だかんだ言ったって(行政)代執行できれいにしないことには手の打ちようがない」

 実際に参加した住民は次のように話します。

「(毎年)ごみの山から初日の出じゃねぇ。さっさとなくしてほしいですよね」

(2026年2月5日放送分より)

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