
深刻な渇水が続くなか、大阪ではダムの湖が干上がってできた“赤い川”が住民を驚かせています。突然現れた“赤い川”の正体に迫ります。
異変をドローン撮影
全国で相次ぐ、ダムの渇水。干上がった湖の底に“赤い川”が出現する、異常な事態も起きています。
本来、ダムの水がたまっていた場所ですが、5日は湖の底が見えていて、わずかに残る水流はなぜか赤茶色に染まっています。一体、何が起きているのでしょうか?
市内在住(70代)
「こんなに干上がっているの初めて見た。水道が出なくなるのではないかと心配していた」
5日、番組が取材したのは、大阪の河内長野市にある「滝畑ダム」です。
このダムは、水道の水を供給するための貴重な“水源”となっています。
取材班は5日、ドローンを飛ばして上空からダムの様子を撮影。すると、深刻な渇水の状況が見えてきました。
まずはダムの下流側、堤体の付近です。満水時は木が生い茂る辺りまで、なみなみと水がたまっていますが、5日は水位がおよそ17メートル下がっていて、広い範囲で岩肌がむき出しになっています。
ダムは今、これまでで一番低い水位にまで下がっているといいます。
通常、この時期の平均貯水率は63%です。ところが5日は、20%まで下がっています。
さらに、ダムの上流側は渇水がより深刻になっていました。
何が?湖の底に「赤い川」
ダムの湖が干上がって、“赤い川”が出現したのがこの辺りです。わずかに水が流れている部分は、底が赤茶色に染まっています。通常は川幅いっぱいまで水が満ちていますが、5日はほとんど水がなく“赤い川”だけに水が流れています。
ダムの周辺では、1月の降水量が平年の3%にも満たないわずか1.5ミリです。統計開始以来、最も少なくなっています。
雨不足の渇水で、なぜ“赤い川”が出現したのでしょうか?
河内長野市 水道課
山元宏文課長
「赤い水は地面の鉄分が出てきて空気と触れて酸化したため。ただ浄水処理するので何も問題ない」
普段はダムの水に覆われていましたが、渇水したことで地中の鉄分が酸化。そのため赤い川が出現したといいます。
滝畑ダムの水位低下を受け、大阪府は水道水の取水制限を75%に引き上げましたが、琵琶湖からの水源も使っているため、一般家庭への「給水制限」は行わずに済んでいるといいます。
山元課長
「このダムから取水する水が減っても、他からの水を増量することにより市民に影響はない」
(2026年2月5日放送分より)
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