スキー場コース外の遭難続出 ドローンで捜索、28分で発見 多言語で呼びかけ可能
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 スキー場でコースの外を滑走し、遭難するケースが相次いでいます。そこで注目されるのが、ドローンによる捜索。先月には遭難したフランス人スキー客を飛行から30分足らずで発見しました。

【画像】ドローンで撮影 AI解析で夜間でもはっきりと映る遭難者

スキー場コース外遭難が続出

警察官による呼びかけ
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 札幌市のスキー場では、外国人スキー客に対し、コース外に出ないよう警察官による呼びかけが行われています。

66人が救助
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 北海道では今シーズン、スキー場のコース外を滑走し遭難する事故で66人が救助されています。

 12日に新潟県警は、津南町の山中でスノーボードをしていた男性2人を救助しました。

 同じ日に妙高市でも、静岡県に住む30代の男性が遭難し、救助されました。

 どちらもスキー場のルールを守らず、コース外を滑走し遭難しました。

多言語で呼びかけ可能

 最優先事項は捜索を行う側の安全確保です。特に夜間は二次災害の可能性が高まり、捜索や救助が難しくなります。

遠隔操作 ドローン
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 そこで登場したのが遠隔操作によるドローンです。

 北海道の富良野スキー場は、捜索支援サービスを扱う団体とともに、実証実験を行っています。

新富良野プリンスホテル
谷口晶彦さん

「捜索は夜間に行われることが多いので、陸上からのアプローチに加えて空からもアプローチができるのは非常に有効」

ドローンはゴンドラ駅舎に設置
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 ドローンはゴンドラ駅舎に設置されていて、操縦士が現地に行くことなく、東京からの遠隔操作で上空から遭難者を捜索できます。

 先月、夜間にフランス人のスキー客7人が遭難し、警察に救助を求めた時にもドローンが出動。

AIで解析すると…
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 撮影された画像は暗く見づらいですが、AIで解析すると、はっきりと映っています。ドローンの出動からわずか28分で遭難者を発見しました。

 熱を検知する赤外線カメラでもはっきりと遭難者の7人を確認できます。

音声は多言語に対応
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 ドローンにはスピーカーが搭載されていて、遭難者に呼びかけることもできます。

 音声は多言語に対応していて、今回はフランス語で「見つけました。その場にいて下さい」「今夜救助が来ます」と呼びかけ、遭難者を安心させるとともに、移動しないように促しました。

 遭難者の情報は救助隊に共有され、夜明け前に無事救助されました。

谷口さん
「今回のように夜間捜索で成果が出たということは非常に大きな意味があると思います。今後は運用体制をしっかり構築していって、さらに安全なスキーリゾートを目指していきたいと思います」

(2026年2月20日放送分より)

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