“破裂”して拡散…雨上がりに注意 インフルと同時も“花粉多い”予測 酷暑が影響か
この記事の写真をみる(8枚)

約4カ月ぶりのまとまった雨から一夜明けた、26日の東京都心のクリニックには花粉症の症状を訴える患者が、続々と訪れていました。

【画像】“破裂”して拡散…雨上がりに注意 インフルと同時も“花粉多い”予測 酷暑が影響か

花粉量を調べる装置
拡大する

神奈川県厚木市のスギ林では、飛んでいる花粉の量を調べています。林の中にワセリンを塗ったスライドガラスを放置し、1日1回、回収。顕微鏡を使って花粉の数を数えます。

神奈川県自然環境保全センター 齋藤央嗣主任研究員
拡大する

神奈川県自然環境保全センター 齋藤央嗣主任研究員
「脚立の上で“ダーラム式”という花粉計測をやっている。スギの林の中なので、非常に感度よく取れる。毛虫みたいなやつ、これがスギの雄花。1個に40万個、花粉が入っている。ここにきて、一気に開花したという状況」

観測されたスギ花粉の数
拡大する

“非常に多い”とされる花粉の数は、1平方センチメートルあたり50個以上。しかし、こちらでは今週に入り、それを遥かに超える量のスギ花粉が観測されています。

関東で“春一番”が吹いた23日には、3000個を超えました。雨が降った25日、数は少し減りましたが、粒には“ある変化”がありました。

神奈川県自然環境保全センター 齋藤央嗣主任研究員
「きのうの雨で割れてしまった花粉。割れて中身が噴き出した状態。両方にアレルゲン、花粉症の原因となる物質が含まれている」

破裂した花粉
拡大する

花粉は水に弱く、水分が入ると、内部が膨らんで“破裂”します。すると、さらに細かい花粉が飛び散るそうです。スギ花粉は、数十キロから数百キロも飛ぶとされています。

神奈川県自然環境保全センター 齋藤央嗣主任研究員
「(Q.今年は多い)総量としては、神奈川県内のスギの林の量を調査し、やや多いという予測を出している。一番、影響するのは、夏の暑さ。昨年、すごく暑かった」

去年の酷暑で雄花が成長し、より多くの花粉がつくられているということです。

花粉症患者の増加
拡大する

東京都内のクリニックには、花粉症の症状を訴える患者が急増。26日は50人ほど。1週間で約1.5倍に増えたそうです。

青山アレルギークリニック 増田敬副院長
拡大する

青山アレルギークリニック 増田敬副院長
「1~2週間前と比べると、明らかに軽い人で、1年に1回しか来ないような人たちが続々と来たという印象。今年は、特に花粉の症状が起き始めたときに、インフルエンザのB型がはやっているから、たまたま合併してしまうということは少なくないと思う」

インフルエンザB型
拡大する

インフルエンザB型は比較的症状が軽く、子どもの場合、親が花粉症と区別できないケースもあるそうです。

青山アレルギークリニック 増田敬副院長
「花粉の飛散量は増えているということで、スイッチが入らなかった人たちにスイッチが入って、新規に発症する人が多い可能性はある」

週末は、気温が上昇し、花粉が大量に飛散する恐れがあります。

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(8枚)