
アメリカが「最後の機会」とする、イランとの3回目の核協議が、26日に行われた。アメリカ側はイランから聞いた内容に「失望した」と報じられている。
【画像】アメリカが攻撃した場合のイランの対応…これまでと違う部分も
米イラン 3回目の核協議
話し合いの舞台となったのは、仲介するオマーンのスイス・ジュネーブにある大使公邸。アメリカのウィトコフ中東担当特使らとイランのアラグチ外相が参加した。
トランプ大統領は協議に先立って、すでに中東周辺に空母「ジェラルド・R・フォード」を派遣しており、要求に応じない場合、最高指導者ハメネイ師の体制を打倒することを目的とした大規模攻撃を実施するとしている。
協議は、イラン側が草案を示し着地点を見い出せるかどうかが焦点となっていた。
しかしアメリカ側は、イランから聞いた内容に「失望した」と伝え結局、合意には至らなかった。
イラン アラグチ外相
「来週月曜にウィーンで技術的協議を行うこととなりました」
実際にアメリカが攻撃した場合、イランはどう対応することになるのだろうか。元駐イラン大使で、関西学院大学の齊藤貢客員教授はこのように話す。
「イラン側はアメリカの攻撃に対して、報復攻撃をしています。この過去2回の攻撃は、いずれも事前に通報するとか、あと発射が分かりやすくするとかで、アメリカ側に損害が出ないようにイラン側が慎重に計算してやっていることなんです。アメリカ側が、過去の2回の例から、どうせイランの報復は大したことないと、たかをくくっている危険性がありまして」
しかし、今回の状況は、これまでと違う部分があるという。
「(トランプ氏は)体制変更が望ましいという発言もしていて、イランにとってはイスラム革命体制の存続をかけた話になっている。私の分析では、イラン側はアメリカの軍事力に対して(中東の)石油輸出施設を攻撃する可能性があるので、石油の輸出を止めることで、アメリカの国内のガソリン価格を高騰させる、そうするとトランプ大統領としては中間選挙を控えていて非常に困る。今も非常に危険な状況です」
(2026年2月27日放送分より)
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