【写真・画像】国会で“ドタバタ劇”…中道議員「法務大臣はさっき答弁してます」 委員長「いやもう一度」 中道議員 「いや、同じ答弁されて」 委員長「また違う答弁があるかも」→結局同じ答弁 再審制度めぐり 1枚目
【映像】“ドタバタ劇”の一部始終(実際の様子)

 27日、衆議院予算委員会において、再審制度をめぐって議場内が紛糾した。

【映像】“ドタバタ劇”の一部始終(実際の様子)

 中道改革連合の後藤祐一議員は「午前中、(自民党の)稲田朋美委員の質問で、再審法に関する質疑がありました。『有罪にされた側への証拠開示と、検察側の抗告、不服申し立ては禁止するという2点はぜひ盛り込みましょう』という話がありましたが、残念ながら法務大臣からはネガティブな答弁でした。再審法をこの国会で出されるということですから、検察側の証拠開示と抗告禁止について、総理に政治家としてのご判断いただきたいと思います。総理、いかがですか?」と高市総理に回答を求めた。

 だが、ここで着席しようとした後藤議員の動きが一瞬止まる。

 後藤議員は坂本哲志委員長が平口洋法務大臣を指名しようとしている気配を察知し「もう法務大臣はさっき答弁していますから、同じ答弁しても」と、既に午前中に同内容について答弁した平口法務大臣ではなく、高市総理に回答して欲しい旨を伝えた。

 坂本委員長はこれには取り合わず「いやもう一度。じゃあ、法務大臣」と管轄の担当大臣である平口法務大臣を指名。

 後藤議員が「いや、同じ答弁さっきされてますから」と食い下がるも坂本委員長は「また違う答弁があるかも」と取り合うことはなかった。

 議場内がざわつく中、答弁者席に着いた平口法務大臣は「同じような答弁になるんですけども」と笑顔で切り出し、議場内に笑いが起こった。

 平口法務大臣は「法制審議会においては、証拠の提出命令制度は再審請求審の手続き構造と整合的であり、これにより必要かつ十分な証拠が裁判所に提出されることになるといった意見が大勢を占めたものと承知をしております。また、再審開始決定に対する検察官の不服申し立てを禁止することについては、三審制のもとで確定した有罪判決を1回限りの判断で確定的に覆せるのは不合理であることなどの理由から反対意見が大勢を占め、答申に盛り込まれなかったものと承知をしております。法制審議会においては、様々な立場の構成員によって幅広い観点から精力的かつ丁寧に議論が行われたものと承知をしており、法務省としては答申を重く受け止めておるところでございます。今後、答申を踏まえて速やかに準備を進めるとともに、幅広いご理解を得られるよう丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております」と述べた。

 平口法務大臣が自ら「同じ答弁」と明言したことを考慮したのか、ここで坂本委員長は「それでは、総理、いかがですか?」と高市総理を指名。

 高市総理は「私自身が総裁選挙でもこの再審制度について訴えてまいりましたし、またこれは自民党の政権公約にも入っているものでございます。ただ、内容について、先ほど大臣がおっしゃた通り、法制審の答申は非常に重いものですけれども、審査がこれからありますので、例えば与党内、そして超党派の議連でもご議論いただいていますから、そういったご意見をしっかりと踏まえて適切に判断をするという種類のものであると思っております」と答えた。

 2人の回答に後藤議員はまず「法務大臣は同じ答弁2回して時間稼ぐのやめてほしいんですよね」と不満を口にした。

 続いて「でも、総理が少しね、今後の“幅”についてお答えいただいたことは、ぜひそこをまさにリーダーシップ発揮していただきたいと思いますし、今も、自民党側の委員の方も、さっき稲田委員の時はかなり大きな声で『そうだ!』って感じが。もちろん野党側からはありました」と話し、「いいんですか、本当に自民党の皆さん?」と呼びかけ、議場内には「そうだ!」「よくない!」という賛同の声が上がった。

 後藤議員は我が意を得たりとばかりに「『よくない』と言ってらっしゃる方も現におられる。ですから、ぜひ自民党の中のチェックでも上手にやっていただいて、証拠開示と検察側の抗告はダメとしていただきたいですし、もしそれがうまくいかない場合には議員立法でやりましょうよ。あるいは、閣法が出てきて、その条件満たしてなかったら、国会で修正して、ちゃんと血の通った国会にしましょうよ総理。そんなかっこ悪いことにならないように、閣法でちゃんと2つ満たしたものをやれば『高市総理さすが』ってなるじゃないですか? 総理が言えば誰も逆らいませんよ。ぜひリーダーシップ発揮していただきたいなと思います。力あるんですから、こういうとこに使いましょうよ、総理」と訴えた。

ABEMA NEWS)