
イスラエルのカッツ国防相は28日、イランに「先制攻撃」を開始したと明らかにしました。アメリカのトランプ大統領もSNSに投稿した動画で「アメリカ軍はイランへの大規模な戦闘を開始した」と話しました。アメリカ国防総省は、今回の作戦名は「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」だと、SNSで発表しています。
UAEアラブ首長国連邦、バーレーン、カタール、クウェートも攻撃されているという情報もあり、中東の広範囲で緊張が高まっています。これまでの情報をまとめています。
UAEがイランのミサイル迎撃 アブダビで1人死亡
ロイター通信は28日、イランのファルス通信の報道として、イラン革命防衛隊が中東のクウェート、UAE、カタール、バーレーンにある数カ所のアメリカ軍基地を攻撃したと伝えました。
このうちUAEアラブ首長国連邦についてUAEの国営通信社は、イランのミサイル数発を迎撃し、関連でアブダビで1人が死亡したと報じているということです。
UAE政府は今回の攻撃が国家主権及び国際法に対する明白な違反であると表明し、UAEは今回の事態の悪化に対して全面的に対応する権利を留保すると表明したとしています。
バーレーンがミサイル攻撃を受けたと発表
アメリカのAP通信は中東バーレーン政府の話としてバーレーンにあるアメリカ海軍第5艦隊の司令部がミサイル攻撃の標的となったと報じました。ミサイルはイランから飛来したとみられます。
また、ロイター通信によりますとバーレーンの国営通信社はアメリカ第5艦隊の関連施設がミサイルで攻撃を受けたということです。アメリカ軍の居住施設のある地区で煙があがっているという目撃情報も報じられています。
バーレーンはペルシャ湾をはさんでイランの対岸に位置し、アメリカ海軍で中東地域を担当する第5艦隊の基地があります。
カタール、クウェートも攻撃されているという情報もあり、中東の広範囲で緊張が高まっています。
イランのネット接続 平時の4%に低下
世界のインターネットの通信状況を監視しているイギリスの団体「ネットブロックス」はイラン全体のインターネットの接続状況が、アメリカとイスラエルの攻撃直後から徐々に低下し、現在では平常時のおよそ4%にまで落ち込んでいると報告しています。これは去年のイスラエルによるイラン攻撃の際と同じ状況だということです。
ネタニヤフ首相「テロ政権の脅威を取り除く作戦を開始」
イスラエルのネタニヤフ首相は先ほど、イランへの攻撃について「イランのテロ政権の脅威を取り除くための作戦を開始した」という声明を出しました。
イランにトマホーク発射か 米NBCが報じる
アメリカ国防総省は今回の作戦名は「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」だとSNSで発表しました。
NBCは、複数のアメリカの当局者の話として、イランでの軍事作戦は空と海から実施されていると報じています。多数の戦闘機が投入されているほか海軍の艦艇からイランに向けてトマホークミサイルが発射されているということです。
イラン元国王長男 蜂起呼びかけ
イランのパーレビ元国王の長男で元皇太子のレザ・パーレビ氏は先ほど、SNSに「我々に運命の時が迫っている」と投稿。イランへの攻撃に対し「アメリカが約束した支援がようやく届いた」と感謝を示しました。
またイラン国内の軍や治安部隊に対して「諸君が守るべきはイランそのものであって、イスラム共和国やその指導者ではない」と体制転換に向けて協力するよう呼びかけました。
国民に対しては「いまは自宅に留まり準備をするように」と記し、反体制運動を国外から指導する姿勢を示しています。レザ氏は現在、アメリカで亡命生活を続けていて、攻撃前もアメリカ政府と接触を続けていたとみられています。
イラン在留邦人に被害なし
外務省によりますと、イスラエルによるイランへの攻撃では現時点で在留邦人の被害情報は確認されていないということです。現地の大使館が情報収集にあたっています。
トランプ大統領がSNSで発表
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) February 28, 2026
アメリカのトランプ大統領は、「アメリカ軍はイランへの大規模な戦闘を開始した」とSNSに動画を投稿しました。
これまでイランがアメリカや西側諸国を脅かしてきたとして再び核開発ができないよう、徹底的に攻撃するとしています。さらに、イラン革命防衛隊に武装解除を要求しました。
ハメネイ師は安全な場所へ移送
イラン最高指導者ハメネイ師は首都テヘランにおらず、安全な場所へ移送されたと、ロイター通信が報じました。
イランの首都テヘランで爆発
アメリカとイランの緊張が高まるなか、イスラエルがイランへの「先制攻撃」を開始したと発表しました。攻撃はアメリカと連携しているということです。
イスラエルのカッツ国防相は28日、イランに「先制攻撃」を開始したと明らかにし、ミサイルやドローンによる反撃が直ちに予想されるとして「特別非常事態宣言」を発令し、警戒レベルを引き上げました。
イスラエルの当局者は攻撃はアメリカと連携していると明かしたうえで、作戦は何カ月も前から計画されていて、発射日は数週間前に決まったとロイター通信に語っています。
これを受けてイスラエルの領空は閉鎖されたと報道されています。
イランの国営メディアは「首都テヘランで3回の爆発があった」として煙が立ち上る様子も伝えました。
イスラエルメディアは爆発が最高指導者ハメネイ師の事務所近くだと報じました。
CNNはアメリカ政府高官の話としてアメリカ軍もイランへの攻撃にイスラエル軍とともに参加していると伝えています。攻撃は現在も続行中で、「小規模なものではない」ということです。
イランを巡っては核問題でアメリカと協議を続けてきましたが、26日にスイスで実施された協議で隔たりは埋まらず合意に至らないまま終わっていました。
