WBCの日本の初戦までちょうど1週間となりました。松坂大輔さんが解説します。まずは侍ジャパン合流直前のブルージェイズ・岡本和真選手(29)とホワイトソックス・村上宗隆選手(26)のニュースから見ていきます。

WBCへ調子は上々

ブルージェイズの岡本選手は侍ジャパン合流前、最後の実戦です。

マーリンズ戦、満塁で迎えた第3打席。レフト線への2点タイムリーツーベース。来週開幕のWBCに向けて弾みをつけました。

岡本選手
「きょうも3打席、けがなく終えて良かった。これでいったんチームを離れることにはなるが、まだ(WBCでも)頑張りたい」

岡本選手は先日の試合でホームランを放つなど、4試合で打率3割超え、4打点の活躍となりました。

松坂さん
「(Q.調子が良さそう?)きょうのタイムリーもいい形で打てていますし、体勢を崩されながら飛距離が出ている。ホームランの形が非常にいいなと見ていて思いました。メジャー球に対応できているんじゃないかと」

合流が待ち遠しくなります。

WBCへ状態は

続いては、ホワイトソックス・村上宗隆選手。侍ジャパン合流前、最後の実戦を欠場しました。その理由は…。

村上選手
「(Q.なぜきょうは出場しなかった?)連日休みなくやっていたので、疲れもたまっていた。身体的にも打席の感覚は悪くない。WBCにコンディション良く出るための調整だと思っている。WBCを優先した」

松坂さん
「(Q.コンディション調整のための欠場?)自分のバッティングの状態に不安があれば、試合に出ることを優先すると思うんですけど。村上選手が言っていたように、順調に来ている証拠かなと思います。積極的に休めるのはいいことです」

村上選手、岡本選手、そして28日にオープン戦に登板予定のドジャース・山本由伸投手(27)は、来週の強化試合で侍ジャパンに合流する見込みです。

踏み出した新天地で第一歩

WBCの予備登録メンバーでもあるアストロズ・今井達也投手(27)。メッツ戦でオープン戦初登板です。

1回、先頭打者の鋭い打球が右すね付近に直撃。ヒヤリとしますが、今井投手は続投します。

最多安打2回、今シーズン移籍した強打者ビシェット選手(27)をダブルプレー。初登板は1イニング10球を投げ、無失点でした。

今井投手
「(Q.足は大丈夫ですか?)全然大丈夫です。楽しかったっていう、初めて違うチームとの試合に投げられた。それだけで十分」

大注目!大歓喜!大飛球!

続いて、国内では侍ジャパンの強化試合が行われました。

27日の試合は大谷翔平選手(31)をはじめメジャーリーガーは出場できないんですが、試合前の練習ではメジャーリーガーたちが豪華競演のフリーバッティングがあり、詰めかけた大勢のファンを熱くさせました。

大谷選手のバッティング練習。チームメートも中日の選手もみんなが見てました。

軽いスイングであっという間に柵越え。グラウンドに登場して「席に着いてください」という異例のアナウンスもあったそうです。

松坂さん
「(Q.大谷選手の合流はチームにどう影響?)2006年、2009年の時のイチローさんのように、そこに現れるだけで周りの空気がぴしっと締まるような感じがします」

大谷に負けじと誠也も!

大谷選手だけではなく、鈴木誠也選手(31)も。大谷選手と同い年で、26日の会見でじゃれあう様子も面白かったですが、ものすごい打球を飛ばしていました。

この2人が今回のWBC、チームを引っ張っていく存在になるのは間違いないです!

松坂さん
「鈴木誠也選手は前回、けがで出られなかったので。相当な思いを持って臨んでいると思いますし、大谷選手同様にメジャーで30発打てる選手なので。他の選手も気になっていたと思います」
「(Q.鈴木選手の打順は?)大谷選手の後ろを打つのに十分な選手だと思う。インタビューでも、大谷選手が勝負を避けられて自分で勝負してくるとイメージしていると言っていたので。そうなるのかなと思って見ています」

放つ「打撃と存在感」

そして、吉田正尚選手(32)もどんどん調子を上げているようです。

前回大会は、大会史上最多の13打点を挙げている吉田選手。この存在は?

松坂さん
「前大会の活躍、特にメキシコ戦のホームランは忘れられない。昨年はけがもあって、思うような成績は残せなかったかもしれないですけど、復帰してからの後半、ポストシーズンは非常に打撃好調だったのでその姿をWBCで見られるのを楽しみにしています」

松坂解説 WBC連覇への道

侍ジャパン、中日との強化試合の様子を見ていきます。

まずは1回の攻撃。いきなり試合が動きます。ソフトバンクの周東佑京選手(30)、DeNAの牧秀悟選手(27)が出塁すると、チャンスで4番に入った阪神・佐藤輝明選手(26)が先制のスリーランホームランを放ちました。

松坂さん
「(Q.初球を仕留めました)やっぱり集中力が素晴らしいです。チームに勢いをつけるのに十分な当たりだったと思います」

侍ジャパンの先発はオリックスの宮城大弥投手(24)でした。

スライダーで三振。ここもスライダーで三振。1回、2回をパーフェクトに抑えます。

3回、1塁3塁のピンチを背負った宮城投手。ここはスライダーで内野フライに打ち取りました。

松坂さん
「ランナーを出しながらでしたけど、前回大会と比べてもWBCの球にうまく対応できていると思って見てました」

3回無失点でマウンドを降ります。

そしてWBCで大事になってくるのがリリーフ。2番手で登場したのは、ロッテの種市篤暉投手(27)です。

初球、155キロのストレート。そして得意のフォーク。今年の強化試合の実戦初登板だったんですが、完璧に抑えたんじゃないでしょうか。

松坂さん
「普段は先発をしている種市投手ですが、リリーフ登板で初球からのこのストレートを投げられるというのは監督、コーチとしても安心して任せられるんじゃないかと思いました。ストレートとフォーク2つのコンビネーションで十分抑えられるんじゃないか」

7回はソフトバンクの松本裕樹投手(29)。ストレートで空振り三振。昨シーズン、パ・リーグ最優秀中継ぎの松本投手が1回を無失点で切り抜けました。

そして9回のマウンドには、巨人の大勢投手(26)です。今大会、抑えを任される可能性がありますが、ツーアウトをとった後、足を気にするしぐさを見せました。

大勢投手はまさかの途中降板となります。ここで登板予定のなかった中日の高橋宏斗投手(23)が緊急のマウンドへ。

アクシデントもリードを守った侍ジャパン。5対3で勝利です。

リリーフ陣の起用法は

大越健介キャスター
「大勢投手が心配です。投手陣がけがでメンバー差し替えになったりしていて、こうなると継投じゃないですか。中継ぎの投手陣が足りるのかなとか、抑え専門のピッチャーが少ない」

リリーフ専門の投手は3人だけです。

松坂さん
「これまでのWBCでも普段、先発している投手を後ろに回して、リリーフをやってもらったこともありました。出場を打診する時にもある程度、後ろをやってもらえるかなとか、そういうことは話していると思う。イメージしている選手は多いと思います。きょう投げた種市投手の姿は頼もしかったです。抑えの経験のある北山亘基投手もいるので。緊急登板で投げた高橋宏斗投手もいますし、経験のあるピッチャーが何人もいるので、そこまで心配しなくてもいいのかなと思っています」

27日は大勢投手が緊急降板して、急いで準備して高橋投手が行ったように、WBC本戦でもこういうアクシデントがあるかもしれません。

松坂さん
「本戦でもこういう登板はあると。大勢投手の状態は不安ですけど、そういう意味では緊急の登板もあるといういいシミュレーションになったんじゃないかと思って見ています」

WBC連覇へのスタメンは

そしてメジャー組が加わった侍ジャパンですが、松坂さんに自分がピッチャーだったら嫌という打線とスタメンを挙げてもらいました。

1 左 近藤健介
2 中 周東佑京
3 DH 大谷翔平
4 右 鈴木誠也
5 一 村上宗隆
6 三 岡本和真
7 二 牧秀悟
8 捕 若月健矢
9 遊 源田壮亮

松坂さん
(Q.2番に周東選手?)僕は周東選手のタイプは、ずっと試合に出られるほうが嫌なので。攻撃と守備でプレッシャーをかけられる選手はなかなかいないので、1試合通して見たい選手として、2番に周東選手を入れました」
「(Q.どの辺りが嫌?)1番に大谷選手も考えられるんですが、ランナーを置いて大谷選手に回したくないので。大谷選手に打点を稼いでもらいたいというところで、僕は3番に置いてはいる」

ここに吉田選手も佐藤選手も入っていないということで、選手層の厚さが目立ちます。

28日もバンテリンドームで中日との強化試合が行われますが、侍ジャパンの先発ピッチャーは伊藤大海投手(28)となっています。

(2026年2月27日放送分より)

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