3日の衆議院予算委員会で、旧統一教会をめぐる問題について日本共産党の辰巳孝太郎議員が高市総理を厳しく追及した。
辰巳議員は質疑の冒頭、旧統一教会による被害が40年間にわたり膨大な規模に上っていると指摘。全国霊感商法対策弁護士連絡会の資料を引き合いに、相談件数は約3万5000件、被害総額は1339億円という「史上空前」の規模だと説明、「総理、そもそもなぜこのような反社会的カルト教団が何十年も野放しにされてきたと認識されていますか」と迫った。
高市総理は、過去数十年の被害について「深刻に受け止めなければならない」とした上で、所轄庁が文部大臣となった1996年以降の対応や、2023年10月の解散命令請求に至る経緯を説明した。
続いて辰巳氏は、総理自身の教団との接点について追及。今年2月の選挙特番で、総理が「これまで党に報告をした、私が統一教会の関係団体とは知らずに過去に受けたインタビューそれ以外のものはございません」と述べたと説明、党への報告も2001年の教団系の雑誌「ビューポイント」1件のみとしていた点を確認した。
これに対し高市総理は「過去に旧統一教会の関係とは知らずに取材やインタビューを受けたことがあったのは事実です」と述べつつ、受けた取材に関しては自民党の調査に対して報告していると説明。「何か隠蔽しているといったご批判は一切当たりません」と強調した。
これに対し辰巳氏が「(それ以外の)世界日報のインタビュー、94、95、96、97、そして2001年の計5回受けている。これをお認めになるということでよろしいですね」と迫ると、総理は「世界日報1994年から2001年にかけて判明したもの5回、これらは報告をいたしております」と回数を認めた。
そこで辰巳氏は「総理、それ通らないんですよ。今年の2月8日に至るまで、総理が統一教会との関係というのは2001年の1件だったという答弁なんです」と指摘。既に新聞赤旗や週刊誌などで5回のインタビュー実績が報じられていたことに触れ、「なぜ今年2月のインタビューに至るまでそれを認めてこなかったのか」と問い詰めた。
高市総理は「本当にそういう言い方をされると私はすごい不本意なんですけれども」と不快感をあらわにし、「有名な評論家の方からお誘いを受けてインタビューを受け、旧統一教会系とは全く知りませんでした」「その後、計5回受けていたということで党に追加的に報告をした。だから通らないということじゃない」と反論した。
しかし辰巳氏は、インタビューを受けた90年代は霊感商法や集団結婚式が大変な社会問題になっていた時期だと強調。「自民党の議員が統一教会との距離をあけようとした時期に5回受けている。あまりにも筋が通らない」と批判した。(ABEMA NEWS)
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