
JAの男性職員が月200時間を超える時間外労働が原因で脳出血を発症し、労災認定を受けました。男性は「健康な体を返してほしい」と訴えています。
過労で脳出血 車いす生活
「今までのように子どもと遊んだりすることができなくなってしまい、とてもつらく感じております」
会見で涙ながらにこう話すのは、JAおきなわの30代の男性職員です。
2010年から勤め始め、去年6月からマンゴーの選別や販売業務を担当していました。
しかし、始業時間前の出勤や午前0時以降に及ぶ深夜残業が常態化し、去年6月からの1カ月間の時間外労働は、230時間を超えていたといいます。
去年7月、男性は自宅で倒れ、脳出血と診断されました。左半身にまひが残った男性は車いす生活となり、今年1月に労災認定を受けました。
男性職員
「私は今回の件で失った代償が大きすぎて、会社に対して憤りを非常に感じております」
男性が倒れてから半年あまり。JA側が会見を開きました。
JAおきなわ 初めて謝罪
男性職員
「なぜ何十年も同じ状況が続いていたにもかかわらず、改善もなく、見て見ぬふりをしていたのか、納得のいく説明を求めたいと思う」
男性の妻は、倒れる前の様子についてこう話しました。
「心も体も壊れている夫になんと声をかけたら良いか、妻として分からず、とてもむなしかったです」
男性が倒れてから半年以上たった2日、JAおきなわが会見を開きました。
JAおきなわ 安谷屋行正理事長
「職員の安全と健康を守るべき安全配慮義務が十分に果たされていなかった結果であり、経営層としましてもその責任を痛感し、深く反省するところでございます」
男性に初めて謝罪しました。JAおきなわの会見を受けて、3日、男性は次のようにコメントしました。
「JAおきなわの会見における回答は、その場しのぎの逃げの回答に終始しており、誠意が全く感じられず強い屈辱と悔しさを覚えています」
担当弁護士によると、男性は現在リハビリのため通院を続けていて、治療が終わり次第、JAおきなわに損害賠償請求を行うということです。
(2026年3月4日放送分より)
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