
イランへの攻撃の影響は日本の会社にも出始めています。ホルムズ海峡が事実上封鎖されたことを受け、中東向けに中古車を輸出する日本企業は対応に追われています。
【画像】去年の中東への自動車輸出額は2兆4000億円あまり 過去最高
高市総理「補助延長判断せず」
「仮に今般の事案を受けてLNGの輸入価格が上昇したとしても、電気・ガス料金が直ちに上昇することはないと考えております」
今後の電気・ガス料金についてこう説明した高市早苗総理大臣。今月使用分で終了する予定の電気・ガス料金への補助についても「延長を判断する段階にはない」と話しました。
一方、国内では影響が出始めているところもあります。
ジャパン・キャリアー 藤原正幸社長
「(Q.ここにある車も全部?)輸出されます。全部輸出されます」
千葉県内で数百台の中古車を保管しているこちらの会社。フェラーリやランボルギーニ、さらにはロールスロイスまで、数千万円を超える高級車も数多くあります。
「いま円安なので、高級車ほど価格の差が大きいんですよ。中東系だったらオイルマネーがあるので、オイルマネーでみなさん、高い車を買われる」
高級中古車輸出キャンセル
高級車の多くは、UAEのドバイなど中東地域に輸出されています。
通常こちらの会社では、車の整備や輸出の手続きを行った後、船会社に引き渡しています。しかし、ホルムズ海峡が事実上封鎖されたことを受け、3日は…。
「港で船に載せるために車を積み込んでいる途中だったが、けさ、船の出港を突然止めるということで、すでに輸出手続きは終わって外国の貨物になっているんですけど、『輸入手続き』をしてこちらに保管しなくてはいけないという状況もきょう聞きましたので、かなりこれから現場も混乱してくると思う」
手続きを終えて港で船の積み込みを待っていた車はすでに輸出車の扱いとなるため、船がキャンセルとなった場合、再び「輸入手続き」をしてからこちらのヤードに運び直すことになるのです。
「おそらく中東向けで買われた車に関しては、中東の状況が改善するまではしばらく日本で保管をするということですし。中東側での経済状況が悪くなれば、場合によっては日本で処分してくださいと、再度オークションにかけて売ってくださいという形で、車がそちらに動いていくということもあるのではないか」
去年、中東への自動車輸出額は2兆4000億円あまりで過去最高を更新しました。中古車に限れば、UAEが22万台で首位になるなど、日本の自動車業界にとって中東は重要な輸出相手なだけに、今後さらなる影響が心配されます。
「事態を刻一刻と見守っているということしか言えないですね」
(2026年3月4日放送分より)
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