
11年前、千葉県の香取神宮に油のような液体をかけた疑いで、アメリカに渡っていた男が逮捕されました。世界遺産や国宝を含む16都府県48カ所の神社や寺で、同様の被害が確認されています。
【画像】信者たちに「お清め」と称し油まきをほのめかす発言をしていた容疑者
パスポート返納せず
4日に逮捕されたのは、アメリカ在住の医師・金山昌秀容疑者(63)です。
2015年、千葉県の香取神宮で国の登録有形文化財に指定されている拝殿などに油のような染みが見つかりました。
金山容疑者は、油のような液体をまいた建造物損壊の疑いが持たれています。
アメリカ当局から身柄が引き渡され、日本に向かう航空機内で逮捕されました。
事件後、ニューヨークに帰っていた金山容疑者。外務省はパスポートの返納命令を出しましたが、期限になっても返納することはありませんでした。
「(Q.旅券返納命令にはどう対応しますか?)…」
「(Q.きちんと対応するつもりですか?)…」
「(Q.答えられないですか?)…」(2015年)
キリスト教系団体の創立者
金山容疑者はキリスト教系の宗教団体の創立者という別の顔もありました。
信者らに対し「お清め」と称して、油をまいたことをほのめかす発言をしていました。
被害を受けた香取神宮の庶務主任・佐川和浩権禰宜(ごんねぎ)は当時、こう話していました。
「(Q.事件を受けてどうですか?)あまりにも大人げなくて情けない。残念だなと思う」(2015年)
調べに対し、金山容疑者は「異議ありません。間違いない」と供述しているということです。
関連性は明らかになっていませんが、当時、千葉から離れた世界遺産の奈良・金峯山寺や国宝に指定されている唐招提寺の「金堂」などの重要文化財でも、油のような液体がまかれる被害が確認されています。
同様の被害は16都府県48カ所で確認されていて、警察は金山容疑者との関連を調べています。
(2026年3月5日放送分より)
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