WBC、日本の初戦がいよいよ6日に迫っています。3日が最後の強化試合でした。試合が行われた京セラドーム大阪には、栗山英樹さん、松坂大輔さん、ヒロド歩美キャスターがいました。

WBC連覇へ 最後の強化試合

試合後の京セラドーム大阪です。本大会前、最後の強化試合が終わりました。

栗山さん
「(Q.本戦へ向けて?)さあ、行こうじゃないか!もうそれだけです」

このエールを背負って、我々も応援していきたいです。3日も球場には、試合前からたくさんの観客が詰めかけていました。

ドジャースの大谷翔平選手(31)がグラウンドに登場すると、大きな拍手。大谷選手が3日もひときわファンを盛り上げていました。

そして、先発は中日の高橋宏斗投手(23)。登板前に話を聞くことができました。

「(Q.どういうことを意識していますか?)大会本番まで残り日数が少ないので、本番と同様に気持ちも入れていきたいですし、しっかり結果を残したいです」

注目のスタメンです。2日は大谷選手が2番でしたが、3日は1番に変更しました。

松坂さん
「チームにとって、大谷選手がどこに入るのが一番フィットするかを見たかったんだと思います」

さらに、強化試合初出場のブルージェイズ・岡本和真選手(29)が5番に入ってきました。

栗山さん
「非常に元気そうで、この日は打たなかったですけど、状態は良さそうです。大丈夫です」

栗山さんの「大丈夫」は一番安心しますね。そして、3日も侍ジャパンの4番は、ホワイトソックスの村上宗隆選手(26)でした。

「(Q.2日の収穫はどうですか?)試合に出られたことが一番良かったです」

栗山英樹と松坂大輔が解説

それでは、阪神との強化試合を見ていきます。

侍ジャパンは1回、1番・大谷選手の第1打席。初球を打って、ファーストゴロ。強化試合では、いまだ快音は聞かれません。

そしてツーアウトとなって、3番・カブスの鈴木誠也選手(31)。これぞメジャーリーガーという特大ホームランを放ちました。

さらに改良された「お茶たてパフォーマンス」のセレブレーションも出ました。

栗山さん
「勢いがつきます、これだけのホームランは。素晴らしいです」

ホームランの一発のすごさ。空気が変わりました。

そして一方、先発は高橋投手。140キロ台の切れ味鋭いスプリット。さらに150キロを超えるストレート。2回をノーヒット、3つの三振を奪いました。

松坂さん
「本当に立ち上がりから良かったです。本番に向けて、しっかり状態を上げてきてくれました」

3回、大谷選手はチャンスで凡退です。続く2番、ソフトバンクの近藤健介選手(32)。センター前にヒットで、しっかりタイムリー!さすがです。

栗山さん
「ちょっと状態が気になっていたんですが、見ていると近ちゃんらしくなりました」

ピッチャー陣・侍ジャパンの2人目は、中日のプロ2年目・金丸夢斗投手(23)です。

パドレスの松井裕樹投手(30)に代わって緊急招集されましたが、150キロのストレートでバットをへし折るなど、3回を投げて無失点でした。

松坂さん
「ストレートも変化球も素晴らしかったですし、本大会もいいところで投げられるんじゃないですか」

しびれる場面で登板機会が来るかもしれません。

打線は7回、ここまで2打席ノーヒットの5番・岡本選手。ここはフォアボールで出塁します。

その後2・3塁とチャンスを広げて、代打に阪神の森下翔太選手(25)。センター前へのヒットで、侍ジャパンが2点を追加します。

そして、7回からは前回登板で足をつってしまった巨人の大勢投手(26)。ピッチャー返しを一度はこぼしますが、豪速球でアウトを取りました。

その後は三振、三者凡退で抑え、侍ジャパンが勝利しました。

試合後、鈴木選手に話を聞きました。

「しっかり自分のスイングができたので、いい形になって良かった。WBC本戦に向けて、最後にホームランが1本出て良かった」

大谷の打順は1番?2番?

3日で侍ジャパンはすべての強化試合を終えましたが、ポイントとなっていた大谷選手の打順は1番でした。ドジャースでも1番・大谷選手でしたがどうですか?

栗山さん
「どこの打順でももちろん打てるんですけど、見ていて、やっぱり2番・大谷選手かなと思いました」
「(Q.それはなぜ?)前後は難しいんですけど、ランナーをためて、なるべく歩かされない状況で大谷選手。後ろのバッターは鈴木誠也選手、吉田正尚選手みたいなイメージが僕はあります。個人的に」

その後ろの鈴木選手がホームランを打ったというのも、大きい収穫でした。

栗山さん
「あとは、最後のほうまで試合に出られたと。野手であれだけ体を使えたのは、大きかったなと思います」

そして、松坂さんは「強化試合で反省点が出るのは悪いことではない」と話していましたが、終えて改めてどうでしたか?

松坂さん
「投げていない選手も投げた選手のプレーを見て、自分に置き換えて考えたりもできるので、僕は悪いことではないと思います。とはいえ、応援するほうとしては良い結果が見たい。そういう意味ではサポートメンバーの中日・仲地礼亜投手は打たれましたが、他のピッチャーはいいボール、いいピッチングができたと思う。安心して本番を迎えられるのではないかと思います」

ドジャースの山本由伸投手(27)はアメリカで仕上げて日本に合流していますが、日本での実戦での試合登板がないということで、時差ボケ含め調整、第1戦先発で大丈夫でしょうか?

松坂さん
「初戦までは時差ボケを取るのに、十分な時間もありますし。キャッチボールを見ていても、すごく元気のいいボールを投げていたので、初戦は問題ないかなと思います」

ちょっと気になるのが大谷選手。前回大会の強化試合の時は2試合で4打数3安打2ホーマーで6打点でしたが、今回はノーヒットでした。

前回大会との違いなど、気になるところはありますか?

栗山さん
「今回は長い間キャッチボールしていましたけど、(今大会は)打つだけというところがあるので、その辺のペースは自分で分かっていると思います。大谷翔平です、大丈夫です」

ジャッジら最強メンバー集結

そして、侍ジャパン連覇へ最大のライバルとなるアメリカですが、そのアメリカ代表が初練習を行いました。

2大会ぶりのWBC王座奪還へ。投手では2年連続サイ・ヤング賞、タイガースのスクーバル投手(29)に、昨シーズン満票でのサイ・ヤング賞を獲得したパイレーツのスキーンズ投手(23)。

打線では、大谷選手を抑えナ・リーグホームラン王のフィリーズ・シュワバー選手(32)など、投打にわたりメジャーを代表する豪華な顔触れがそろいました。

そのアメリカ代表の主将を務めるのは、WBC初出場、MVP3回のヤンキース・ジャッジ選手(33)です。

「家族や国のために犠牲を払い、苦しい時はお互いを支え、全力を尽くそう。それができれば、金メダルを持ち帰れる」

ジャッジ選手のこの言葉には燃えるものがあります。

栗山さん
「燃えます。でも、あれだけ本気で来てくれれば、こういうアメリカをやっつけられれば、本当に日本野球いけますので」

松坂さんはアメリカ代表のスキーンズ投手に話を聞いたそうでしたが、どうでしたか?

松坂さん
「インタビューの時も言っていましたが、非常に愛国心が強いというか、国のために投げることを今から楽しみにしていると言っていました。ファンとしては、彼のピッチングを見るのが楽しみです」

初戦の台湾「入り大事」

プライドをかけて打倒・侍ジャパンですが、そのアメリカなど強豪国の待つアメリカラウンドに進むためには、まず厳しい日本ラウンドを勝ち抜く必要があります。

本番までの過ごし方はどう考えますか?

栗山さん
「選手たちはもう大会に入っている感じだと思います。ただ初戦が台湾なので、一気にいかなきゃいけないところがあるので、入りが大事だなと思います」

日本にとっての初戦が台湾。松坂さんはどうでしょうか?

松坂さん
「台湾は前日の5日にオーストラリア戦と試合をする。仮定の話ですけど、ここでいい勝ち方をして日本戦を迎えるとなると、台湾にアドバンテージがあるとみています」

その初戦の台湾戦を終えると、その後は韓国とオーストラリアが来ます。栗山さんも何度も対戦した難敵です。

栗山さん
「何点あっても僕も不安だったので。勝ち切っていく、1つずつ。これが大事になります」

初戦の難しさはどう乗り越えたらいいですか?

栗山さん
「あまり考えないことです。目いっぱいいきましょう。考えると、いろんなことが起こっちゃうので」

最後にエールをお願いします。

栗山さん
「絶対に勝ちます」

日本はWBC2度目の連覇に向けて挑んでいきます。

(2026年3月3日放送分より)

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