6日、衆議院予算委員会は「片山さつき財務大臣の不在」をめぐって一時騒然となった。
中道改革連合の國重徹議員が質疑の冒頭「国際情勢が緊迫化し、邦人保護、そして国民生活への影響も強く懸念をされています。そういった中でのこの予算委員会、従来の予算委員会の審議の日程を無視した前代未聞の日程で、あまりに拙速な進め方です。今日の省庁別審査、これ一般的質疑の位置付けでありますけれども、本来いるべき財務大臣がいません。財務大臣にも、この省庁別審査と絡めてですね、質疑したいテーマがあったにもかかわらず、財務大臣がいないということで、極めて…」と話したところで「待った」がかかる。
早く質問を始めろという意味なのか、坂本哲志委員長が「いえいえ、質問を続行してください。質問を続行してください」と指摘したのだ。
だが、國重議員は「極めて残念で不正常な状態になっています」と続けた。
見かねた坂本委員長が重ねて「質問を続行してください」と注意したのだが、議場内はざわつき、ヤジも飛んだ。中道改革連合所属で野党筆頭理事を務める長妻昭議員が坂本委員長に詰め寄り「一般的質疑で財務大臣いないんだよ。あり得ない」と迫った。
この事態に坂本委員長は「速記を止めてください」と述べて予算委員会はストップした。
再開後、國重議員は「過去、圧勝した小泉政権下や安倍政権下でさえ、このような乱暴な予算審議はしませんでした。与野党を超えた議会人としての矜持があったからだと思います。確かに、選挙の結果は民意です。そして、数は力です。しかし、数は正義、数は良識ではありません。今の予算審議の進め方は、まさに数の横暴とも言えるものであります。この点については苦言を呈せざるを得ません。自由民主党の綱領にこうあります。『多様な組織と対話、調整し、国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる』。この魂はどこにいったのか?」と訴えると「そうだ!」という同調する声が飛んだ。
さらに國重議員は「圧倒的多数であるからこそ、また、小選挙区制度のマジックによって、政党への得票数に比べ与党が圧倒的多数の議席を得ている、この限りでの民意であるということを踏まえて、原点に立ち返り、謙虚で公正な国会運営にあたっていただきたい。このことをまず冒頭申し上げまして、質問に入りたいと思います」と述べた。
(ABEMA NEWS)

